用語集 / 給付金トピック

10万円給付とは?
2020年特別定額給付金の振り返りと2026年再開の可能性

給付金を確認したあとに保険料の見直し余地を整理する場面
制度の確認だけで終わらせず、使える制度と申請後の家計戦略まで見えるようにします。

「10万円給付」と検索される文脈は2つあります。(1) 2020年の特別定額給付金(全国民1人10万円・総額12.7兆円)(2) 2022年の住民税非課税世帯等臨時特別給付金(1世帯10万円)。2026年4月時点で全国民一律10万円の予定はありません。歴史と最新動向を整理します。

1. 「10万円給付」の2つの意味

表1. 過去の10万円給付
実施年給付名対象支給規模
2020春特別定額給付金全国民(住民票記載者全員)1人10万円・総額12.7兆円
2021冬子育て世帯への臨時特別給付児童手当受給世帯子1人10万円
2022春住民税非課税世帯等臨時特別給付金住民税非課税世帯1世帯10万円
2024春住民税非課税世帯への給付金住民税非課税世帯/均等割のみ課税世帯1世帯7万円+子加算5万円(合計10万円相当)
20262026年4月時点で全国民一律10万円の予定なし

2. 2020年特別定額給付金の振り返り

2020年4月、コロナ禍の家計支援として閣議決定。住民基本台帳に記録のある全員(約1.27億人)が対象で、1人10万円が支給されました。当初は『収入減少世帯30万円』案でしたが、判定の煩雑さと不公平感への批判から、公明党・自民党若手の働きかけで一律10万円に切り替わった経緯があります。

申請型のため、世帯主に郵送された申請書を返送する必要があり、返送忘れで受給漏れが発生。DV避難中の配偶者に振り込まれない問題も生じました。これが後のマイナポータル公金受取口座制度の整備につながっています。

3. 2026年に再び10万円給付はあるか

2026年4月時点で全国民一律10万円の予定はありません。物価高騰対策は3万円給付等の住民税非課税世帯向け給付に絞られています。今後の経済情勢(大規模災害・パンデミック・急激なインフレ等)で再実施される可能性はあります。

4. 10万円給付を受け取ったときの最適な使い方

FP相談で繰り返し出てくる「使い方の3原則」を10万円給付に適用すると:

  • 原則1:高金利債務の返済を最優先。リボ・カードローン(年15%超)があるなら全額返済に充てる。
  • 原則2:新NISAのつみたて投資枠に投入。新NISAは生涯1,800万円までの非課税枠。10万円を年5%で30年運用すると約43万円に。
  • 原則3:生活防衛費の積み増し。生活費の3〜6ヶ月分を別口座に確保しておくと、急な失業・病気にも耐えられます。

5. よくある質問(FAQ 12問)

2020年の10万円特別定額給付金とは?
コロナ禍の家計支援として2020年4月に閣議決定。住民基本台帳記載者全員(約1.27億人)に1人10万円・総額12.7兆円が支給されました。
2026年に再び10万円給付はある?
2026年4月時点で予定なし。物価高騰対策は3〜7万円規模の住民税非課税世帯給付に絞られています。
確定申告に書く?
非課税のため記載不要。所得税・住民税の課税対象外です。
何に使うべき?
高金利債務返済を最優先、なければ新NISAのつみたて投資枠が王道です。
扶養家族も10万円もらえた?
はい。住民票記載者全員が対象だったため、子・学生・無職の家族も全員1人10万円受給できました。
住民税非課税世帯の10万円給付(2022)とは?
2022年実施の住民税非課税世帯等臨時特別給付金(1世帯10万円)。2020年の全国民一律と異なり対象限定でした。
なぜ2020年は一律給付だった?
当初は『収入減少世帯30万円』案でしたが、判定の煩雑さと不公平感から一律10万円に切り替わりました。
2020年の問題点は?
申請型のため返送忘れ・DV避難中の配偶者に振り込まれない問題等。これが公金受取口座制度の整備につながっています。
振込口座は?
2020年は世帯主名義の口座に世帯人数分が一括振込でした。
事業費はいくら?
給付額12.7兆円+事務費約1,500億円。1.27億人へのスピード給付のコストでした。
次の一律給付はいつ?
2026年4月時点で具体予定なし。経済情勢や有事には再実施される可能性があります。
住民税非課税世帯への10万円は今もある?
2025〜2026年は3〜7万円ベースが中心です。今後の補正予算で復活する可能性はあります。
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