医療保険

持病があっても入れる保険
引受基準緩和型・無選択型の違いと選び方【2026】

公開日: 更新日: 執筆:IKIGAI TOWN 編集部

結論から言えば、持病があっても保険には入れます。引受基準緩和型は告知3〜5項目に該当しなければ加入可能で保険料は通常の1.5〜2倍、無選択型は告知不要で保険料は2〜3倍。さらに共済は告知が比較的緩く、組み合わせで補強もできます。本記事では緩和型と無選択型の違い、告知項目、保険料・給付制限、加入手順、シニア期の選択肢までを2026年版で整理します。

この記事の結論

  • 持病ありでも保険に入る道は3つ:緩和型/無選択型/共済
  • まず通常型で申し込み、断られてから緩和型を試す
  • 緩和型の告知3〜5項目は商品で異なる、複数社で試す
  • 加入後1年(緩和型)〜2年(無選択型)は給付制限あり
  • 持病の悪化・再発も給付対象の商品が増えている

3つの選択肢:緩和型・無選択型・共済

タイプ告知保険料給付制限向くケース
通常型詳細標準免責期間後すぐ健康な人
引受基準緩和型3〜5項目1.5〜2倍1年は半額持病あり・通常型を断られた人
無選択型不要2〜3倍2年など長め緩和型の告知に該当する人
共済緩い割安商品による基礎保障重視・予算少

緩和型の告知3〜5項目

商品により異なりますが、典型的な告知項目は以下の通り。

  • 過去3ヶ月以内に医師から入院・手術・検査をすすめられたか
  • 過去2年以内に入院または手術を受けたか
  • 過去5年以内にがん・肝硬変・統合失調症などの診断・治療を受けたか
  • 過去5年以内に上皮内がん含む悪性新生物の診断を受けたか
  • 現在、入院・手術・検査の予定があるか

すべての項目で「いいえ」なら加入可能。一つでも「はい」があると基本的に申込不可となります。

告知の重要ポイント

告知項目は商品によって細かく異なります。A社で告知に該当してもB社では該当しないケースが多々あります。1社で断られたら諦めず、複数社で試すのが鉄則です。

保険料の上乗せ幅

50歳男性・入院日額5,000円・終身払いで試算。

  • 通常型:月額約3,500円
  • 引受基準緩和型:月額約5,500〜7,000円(1.5〜2倍)
  • 無選択型:月額約9,000〜11,000円(2.5〜3倍)

保険料は割高ですが、「保険料を払ってでも加入する価値があるか」は、貯蓄・治療費見込み・家族の負担で判断します。月額の手取り収入に対する比率(10%以内)も目安。

給付制限期間に注意

緩和型

加入から1年は給付金が半額になる商品が多いです。例:日額5,000円契約 → 加入後1年以内の入院は日額2,500円給付。1年経過後は通常給付に戻ります。

無選択型

加入から2年程度の給付制限がある商品が多く、商品により「告知時点で発症していた病気は対象外」「同一疾病の通算入院日数制限」などの条件付き。約款を必ず確認してください。

加入手順とコツ

  1. 通常型で申込み:意外と通る場合がある
  2. 断られたら他社の通常型:保険会社により審査基準が異なる
  3. 緩和型へ切替え:複数社で告知可否を試す
  4. 無選択型を検討:緩和型でも厳しい場合の最終手段
  5. 共済で補完:告知が緩いので加入しやすい

複数社で同時に試さない

同時に複数社で申込みをすると、各社の医療照会記録が共有され「審査での申込み歴」が可視化されます。一社ずつ順序立てて試すのが安全です。

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シニア期の選択肢

60代以降、持病保有率は急上昇します。シニア期の選択肢を整理しておきましょう。

  • 引受基準緩和型終身医療:85歳まで加入可能な商品あり
  • 無選択型医療保険:80歳まで加入可
  • 葬儀保険(少額短期):直近3年の入院手術なしで加入可
  • 一時払い終身保険:簡易告知で90代まで加入可、相続対策

FAQ

高血圧でも入れますか?
軽度の高血圧(収縮期140台・拡張期90台程度)で投薬コントロールできていれば、通常型で加入できる場合が多いです。重度・合併症ありなら緩和型の検討。
糖尿病でも入れますか?
HbA1c値・治療内容次第。インスリン未使用・コントロール良好なら通常型で加入できる商品があります。インスリン使用なら緩和型・無選択型が中心。
うつ病・精神疾患でも入れますか?
寛解後5年経過で通常型加入可能な商品があります。治療中・服薬中は緩和型でも加入が難しい場合が多いです。専門の医療従事者向け保険を扱う会社にも相談を。
がん経験者でも入れますか?
がん経験者向けの専用商品があります。寛解後一定期間(多くは5年)経過で加入可能、再発カバーが主目的です。完治とみなされる10年経過で通常型に戻れることも。
告知書を正直に書かなくてもバレない?
絶対にNG。診療報酬明細・健康診断結果・医療機関の紹介状から保険会社は確実に把握します。告知義務違反が発覚すると契約解除+給付なし+既払保険料の返還もないことが多いです。

まとめ

  • 持病ありでも保険には入れる、選択肢は緩和型・無選択型・共済
  • まず通常型で申込み、複数社で試してから緩和型へ
  • 緩和型の告知3〜5項目は商品ごと異なる、諦めず比較
  • 給付制限期間(1〜2年)を必ず確認
  • 告知義務違反は絶対NG、契約解除+給付なしの最悪結果
※ 本記事は2026年4月時点の一般的な情報をもとに作成しています。具体的な告知項目・保険料については、加入先保険会社の公式情報、ならびにFPにご相談のうえご判断ください。