PRESS RELEASE

2026年7月2日

スペシャリスト・ドクターズ株式会社(IKIGAI TOWN 運営)

生命保険、加入者の56%が「10年以上前に加入したまま」── 63%は「担当FPがいない」。保障も保険料も“入ったとき”のまま、お金の相談相手を持つ人はごく一部。「お金の相談相手」に関する実態調査(第1回・n=781)

ライフプランメディア「IKIGAI TOWN」(運営:スペシャリスト・ドクターズ株式会社)は、FP相談モニタープログラム「まいきゃり+」の事前アンケートとして実施した実態調査(回答者781名)の結果を公開しました。生命保険・医療保険の加入者のうち55.8%が「10年以上前に加入したまま」で加入時期の最多。一方、63.0%が「担当FPがいない」と回答し、「いる」はわずか6.7%でした。加入先の生命保険会社は最多でも18.1%と複数社に分散しており、加入内容を横断的に点検する“お金のかかりつけ医”の不在が浮かびます。本リリースの図表・データは、出典明記のうえCC BY 4.0で自由に引用・転載できます。

調査結果のポイント

  1. 生命保険・医療保険の加入者の55.8%が「10年以上前に加入」。加入時期で最多となり、「1年未満」「1〜3年前」の直近加入はそれぞれ5%台にとどまりました。保障内容・保険料水準がこの10年で大きく変わったなか、“入りっぱなし”の空白期間が常態化しています。
  2. 「特に担当のFPはいない」が63.0%(492名)、「いる」は6.7%(52名)。その差は約9.5倍。有無を明確に答えた544名に絞ると、約9割が“いない”計算です。お金に関心が高い層が中心の母集団でも、継続的に相談できる相手を持つ人はごく一部でした。
  3. 加入先は1社に集中せず分散。最多の回答でも18.1%で、17.2%・12.9%・12.3%と複数社が拮抗。世帯ごとに加入先も加入時期もばらばらで、特定の1社の窓口では比較が完結しない実態がうかがえます。
  4. 「FPに相談する機会がなかなかない」13.6%。相談したくないのではなく、相談の入り口に出会えていない層が一定数いることを示しています。

この調査について

本調査は、IKIGAI TOWNのFP相談モニタープログラム「まいきゃり+」への参加者に実施した事前アンケート(n=781/2025年8月〜2026年1月/インターネット調査)の集計です。回答者は40〜70代(平均57.7歳)を中心とする、お金・資産形成への関心が高い層です。全国の縮図(代表サンプル)ではありませんが、関心の高い層ですら過半が保険を10年以上見直していないという結果は、より広い層で“入りっぱなし”が起きやすいことを考える手がかりになります。

1. 加入時期 ──「10年以上前」が過半、直近加入は5%台

回答者781名のうち、生命保険・医療保険(貯蓄型を含む)を保有しているのは48.9%。その加入時期は「10年以上前」が55.8%で最多でした。「5〜10年前」(10.2%)を合わせると3人に2人が5年以上前の加入のままです。

図1:生命保険・医療保険の加入時期

保有者ベースの回答分布(まいきゃり+モニター調査・n=781)

10年以上前に加入 55.8% まだ加入していない 11.8% 5〜10年前 10.2% 3〜5年前 6.7% 1〜3年前 5.6% 1年未満 5.5% 時期を覚えていない 2.6% 出典:IKIGAI TOWN「まいきゃり+」モニター調査(n=781)/CC BY 4.0

データ:CSVダウンロード(CC BY 4.0・出典明記で転載可)

2. 加入先 ── 1社集中ではなく「分散」

保有者に加入中の生命保険会社をたずねた(複数選択)ところ、回答は特定の1社に偏らず、複数の会社に分かれました。最多でも18.1%で、上位数社が拮抗しています。本設問は加入状況の回答分布であり、保険会社の優劣・推奨を示すものではありません。

図2:加入中の生命保険会社(複数選択・上位)

保有者ベース・回答率順(まいきゃり+モニター調査)。会社の優劣・推奨を示すものではありません

日本生命 18.1% アフラック 17.2% 明治安田 12.9% メットライフ 12.3% 第一生命 9.2% ソニー生命 9.0% 住友生命 7.9% 東京海上日動あんしん 7.0% プルデンシャル 4.6% 出典:IKIGAI TOWN「まいきゃり+」モニター調査(複数選択・保有者ベース)/CC BY 4.0

データ:CSVダウンロード(CC BY 4.0・出典明記で転載可)

3. 担当FPの有無 ──「いない」63.0%、お金の“かかりつけ医”不在

体調の相談先として「かかりつけ医」を持つ人は珍しくありません。しかしお金について同じように相談できる担当FPを持つ人は、本調査では6.7%(52名)にとどまり、「特に担当のFPはいない」が63.0%(492名)に上りました。参加動機の設問では「FPに相談する機会がなかなかない」が13.6%を占め、相談意欲はあっても入り口に出会えていない実態がうかがえます。

図3:担当FPの有無

n=781(残りは無回答・「わからない」)。まいきゃり+モニター調査

特に担当のFPはいない 63.0%(492名) 担当のFPがいる 6.7%(52名) 無回答・わからない 30.3% 出典:IKIGAI TOWN「まいきゃり+」モニター調査(n=781)/CC BY 4.0

データ:CSVダウンロード(CC BY 4.0・出典明記で転載可)

読み解き ── “入りっぱなし”と“相談相手の不在”は同じ問題の両面

生命保険・医療保険は、この10年で商品設計も保障内容も保険料水準も大きく変わった分野です。加入したまま10年以上見直していない場合、保障が現在のライフステージや家族構成に合っていない、あるいは同等の保障をより低い負担で備えられる選択肢を見落としている、といった「ズレ」が生じている可能性があります。

そして加入先が複数社に分散している以上、ある1社の窓口だけでは比較は完結しません。本調査が示す「担当FPがいない63.0%」と「10年以上見直していない55.8%」は、横断的に点検してくれる相談相手の不在が、保険の長期放置につながっているという同じ問題の両面と読み取れます。

編集長コメント

「保険を見直しましょう」という呼びかけは以前からありますが、実際には“誰と見直すか”の受け皿が不足している──それが今回の調査で最も注目した点です。お金に関心が高い層ですら9割に担当FPがいない。かかりつけ医のように、節目ごとに家計と保障を一緒に確認できる中立の相談相手が身近になることが、10年放置の解消につながると考えています。

IKIGAI TOWN 編集長 (保険募集人登録番号:04DAACE029657)

調査概要

調査名:「まいきゃり+」モニター事前アンケート(生命保険と「お金の相談相手」に関する実態調査・第1回)

調査主体:スペシャリスト・ドクターズ株式会社(IKIGAI TOWN 運営)

調査方法:インターネット調査

調査期間:2025年8月〜2026年1月

有効回答:781名(40〜70代中心・平均57.7歳・男性76.7%・既婚70.8%)

留意点:回答者はお金・資産形成への関心が高い層が中心で、全国の縮図(国勢調査ベースの代表サンプル)ではありません。構成比は小数第1位までを表示し、四捨五入のため合計が100%にならない場合があります。一部の設問は「わからない/無回答」を除いた有効回答を母数としています。

本リリースの利用について

引用・転載(CC BY 4.0)

本リリースの数値・図表・CSVデータは、クリエイティブ・コモンズ表示 4.0 国際ライセンス(CC BY 4.0)のもと、出典を明記すれば商用利用を含め自由に引用・転載・加工できます。出典は「IKIGAI TOWN『まいきゃり+』モニター調査(n=781)」または「IKIGAI TOWN(https://ikigai.town/ja/press/2026-07-02/)」と表記してください。

本リリースは特定の保険商品・保険会社の優劣を示すものではなく、契約の勧誘を目的とするものではありません。図2の会社名は回答分布の報告であり、推奨・ランキングではありません。当社は保険会社の委託を受けて保険契約の締結の媒介または代理を行う保険募集人(保険代理店)です。

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