用語集 / 税金の前提知識

非課税とは?
所得税・住民税・相続税・贈与税の非課税範囲を完全整理【2026年版】

相続税と納税資金を家族で確認しもめない準備を進める場面
税額だけでなく、納税資金、家族の分け方、親の意思を早めに整理します。

結論から言うと、非課税とは 税金が課されないことの総称ですが、所得税・住民税・相続税・贈与税それぞれで「何が非課税か」が違います。代表は 遺族年金・障害年金・失業給付・通勤手当(月15万円まで)・贈与税110万円・宝くじ。世帯単位の非課税は住民税非課税世帯を参照してください。

税金を調べたあとに

税金を確認したあと、手取りの余白を作る3つの見方

税率や控除を知るだけでは、毎月の手取り不安は解けません。通知書、控除、固定費を並べ、使ってよいお金を見える化します。

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固定費と税金を確認する家計資料
手取りの余白 税金と固定費を同じ表で見て、毎月残るお金を確認する。
控除や家計資料を家族で確認する場面
控除漏れの不安 医療費、扶養、保険料などを、見落としやすい順に整理する。
将来資金への回し方を考える場面
将来資金 浮いたお金を貯蓄、教育費、老後資金へどう回すか決める。

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  • 手取りの余白を確認
  • 控除漏れの不安を整理
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相談者の声

税金を調べた人に近い相談者の声

税金を調べている方は、制度の意味だけでなく、手取りがいくら残るか、控除を見落としていないか、浮いたお金をどこへ回すかまで確認しています。

U.Kさん(30代・男性・会社員)

★★★★★ 年収700万円・制度活用で迷い

「自分の数字に当てはめて初めて、動く順番が分かりました」

扶養、配偶者控除、医療費控除、iDeCo、固定費を同じ表で確認したケース。

M.Sさん(40代・女性・共働き)

★★★★★ 住民税・教育費・手取り不安

「控除より先に、毎月残るお金を見る意味が分かりました」

住民税、保険料、教育費、貯蓄ペースを整理したケース。

T.Hさん(50代・男性・退職前)

★★★★★ 退職金・住民税・老後資金

「税金と老後資金を別々に見ていた不安がつながりました」

退職金、住民税、年金、保険、生活費を年表で見たケース。

※相談内容をもとに個人が特定されない形で要約した例です。実際の提案内容は家計・制度・時期により異なります。

無料相談の流れ

  1. STEP1. 予約

    希望日時を選んで、無料相談を予約します(Google Meet 30分から)。

  2. STEP2. 収入・控除・固定費の確認

    給与、住民税、所得税、扶養、保険料、医療費、固定費を確認します。

  3. STEP3. 手取りと控除漏れを整理

    使える控除、通知書の見方、申告が必要なものを家計への影響と一緒に見ます。

  4. STEP4. 浮いたお金の使い道を整理

    教育費、老後資金、住宅費へどう回すかを決めます。

相談を担当するFP

ファイナンシャルプランナー 増岡 真奈美

増岡 真奈美 (ますおか まなみ)

FP2級相談実績 1,500件超資産形成、老後準備、不動産、ライフプラン

女性ならではの視点で、将来に向けた資産形成やライフプランをサポート。 税金・控除・固定費を一緒に確認し、手取りの余白を整理します。

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安心してご相談いただくために

なぜ無料なの?

金融機関からの契約手数料で運営しております。お客さまには相談に関する料金負担が一切ございませんので安心してご相談ください。

  • すべてウェブ相談です。パソコン・スマホから、全国どこでもご相談いただけます(来店不要)。
  • 気軽にご相談ください。ちょっとした悩みを話して聞いてもらうだけでもOKです。

「相談しようと思っていた時に、いいきっかけだった」という声もよくいただきます。

目次(7セクション)
  1. 1. 所得税の非課税所得(遺族年金・失業給付等)
  2. 2. 住民税の非課税
  3. 3. 相続税・贈与税の非課税
  4. 4. 消費税・印紙税の非課税
  5. 5. 「年収の壁」と非課税ライン
  6. 6. よくある質問(FAQ 15問)
  7. 7. 出典・編集者情報

1. 所得税の非課税所得

所得税法第9条は「次に掲げる所得については、所得税を課さない」と定めており、給与所得や事業所得とは別に「非課税所得」という分類があります。代表的なものは以下です。

表1. 所得税が非課税となる主な所得
区分具体例非課税の範囲
公的給付遺族年金/障害年金/生活保護/児童手当/児童扶養手当全額
雇用保険失業手当(基本手当)/育児休業給付金/介護休業給付金全額
通勤手当会社からの通勤手当月15万円まで
出張旅費・転勤手当業務上必要な実費弁償社会通念上相当な範囲
学資金奨学金(給付型)原則全額
慶弔金結婚祝・出産祝・見舞金・香典社会通念上相当な範囲
生活用動産家具・家電・衣服等の売却益30万円超の貴金属等を除き全額
特殊な現金給付特別定額給付金/物価高騰対策給付金等立法措置で非課税
宝くじ当せん金全額(当せん金付証票法)

給与所得控除前の給与収入が103万円以下(基礎控除48万円+給与所得控除55万円)であれば、所得税は0円になります。これがいわゆる「103万円の壁」です。

2. 住民税の非課税

住民税は均等割と所得割の2階建てで、それぞれに非課税ラインがあります。

  • 所得割の非課税ライン:合計所得金額が「35万円×(本人+扶養親族数)+32万円」以下(1級地)。単身なら所得45万円以下。
  • 均等割の非課税ライン:所得割と同じ計算式(自治体によって若干異なる)。単身は所得45万円以下、扶養あり世帯は計算式で算出。
  • 世帯単位:世帯全員の住民税(均等割+所得割)が0円なら住民税非課税世帯。給付金や大学無償化等の対象になります。

詳細は住民税非課税世帯とはを参照してください。

ここまで読んだあとに

税金を見たあと、手取りから戻したい3つの楽しみ

控除や節税は、知識で終わらせず暮らしに戻して初めて価値があります。浮いたお金を、教育費や老後だけでなく今の楽しみにも分けます。

外食やカフェの時間を楽しむ体験
手取りから戻す外食控除や固定費を整え、我慢していた食事の時間を戻す。
教育費と体験費を家族で確認する場面
子どもの体験費習い事、イベント、進学準備を、無理なく続ける予算にする。
家族旅行の思い出を残す体験
近場の一泊旅行手取りの余白を、記憶に残る小さな旅へ回す。
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3. 相続税・贈与税の非課税

表2. 相続税・贈与税の非課税範囲
税目非課税範囲補足
相続税 基礎控除3,000万円+(600万円×法定相続人数)法定相続人3人なら4,800万円
死亡保険金500万円×法定相続人数受取人が法定相続人の場合のみ
死亡退職金500万円×法定相続人数同上
贈与税 暦年贈与年110万円受贈者1人あたり1月〜12月の合計
教育資金一括贈与1,500万円(30歳まで)金融機関経由で信託契約必要
結婚・子育て資金一括贈与1,000万円(50歳まで)金融機関経由で信託契約必要
住宅取得等資金贈与最大1,000万円受贈者の合計所得2,000万円以下等の要件
NISA新NISA 生涯1,800万円(年360万円)運用益・配当が非課税

4. 消費税・印紙税の非課税

消費税にも非課税取引が定められています(消費税法第6条)。土地の譲渡・有価証券の譲渡・社会保険診療・教育サービス・住宅家賃等は非課税取引です。会社員にとって日常的なのは住宅家賃が消費税非課税であること。月10万円の家賃に消費税は乗りません。一方、駐車場の家賃や事務所家賃は課税です。

表3. 消費税の主な非課税取引
取引非課税の理由
土地の譲渡・貸付け消費の対象とならないため
有価証券・受取手形等の譲渡金融取引であるため
社会保険診療・介護保険サービス政策的配慮
学校教育(授業料・入学金等)政策的配慮
住宅家賃政策的配慮(事業用は課税)
出産費用(公的医療機関)政策的配慮
埋葬料・火葬料政策的配慮

5. 「年収の壁」と非課税ライン

パート・アルバイトで頻繁に話題になる「年収の壁」は非課税ラインと深く関わっています。それぞれ何の壁かを整理します。

表4. 年収の壁(2026年)
年収壁の種類影響
100万円住民税の壁これを超えると住民税が課税される(単身)
103万円所得税の壁これを超えると本人に所得税が発生/配偶者控除のフル適用ライン
106万円社会保険の壁(51人以上の事業所)大企業のパートは社会保険加入
130万円社会保険の壁(一般)配偶者の被扶養者から外れて自分で国保・国民年金に加入
150万円配偶者特別控除の壁配偶者特別控除が満額(38万円)から段階的に減少開始
201万円配偶者特別控除の終わり配偶者特別控除が0円

2025年の税制改正で「103万円の壁」は基礎控除引き上げにより123万円に引き上げられる方向で議論が進んでいます(2025年12月末時点で具体施行時期は調整中)。最新動向は財務省・国税庁の発表をご確認ください。

6. よくある質問(FAQ 15問)

非課税と非課税世帯は同じですか?
違います。非課税は税金が課されないことの総称、非課税世帯は世帯全員の住民税が0円の世帯です。
遺族年金は非課税ですか?
はい。所得税・住民税ともに非課税です(所得税法第9条)。
障害年金は非課税ですか?
はい。障害基礎年金・障害厚生年金とも非課税です。確定申告で申告する必要もありません。
失業給付は非課税ですか?
はい。雇用保険の失業手当・育児休業給付金・介護休業給付金は全て非課税です。
通勤手当は非課税ですか?
月15万円までは非課税。15万円超分は給与として課税されます。
贈与税の非課税は年いくらですか?
暦年贈与の基礎控除は年110万円。1人の受贈者が1月〜12月に受け取った贈与の合計が110万円以下なら非課税です。
相続税の基礎控除は?
3,000万円+(600万円×法定相続人数)。法定相続人3人なら4,800万円までが非課税です。
NISAの非課税枠は?
2024年新NISA:つみたて投資枠 年120万円、成長投資枠 年240万円。生涯投資枠1,800万円が非課税です。
パート100万円以下は非課税?
単身者の場合、給与収入100万円以下なら住民税が非課税。所得税は103万円以下なら非課税です。
宝くじは非課税?
はい。宝くじの当選金は当せん金付証票法で非課税と定められています。
見舞金や香典は非課税?
社会通念上相当と認められる範囲(数万円〜10万円程度)なら非課税。高額な場合は贈与税の対象になります。
非課税所得は確定申告に書く?
原則書きません。確定申告書に書くのは課税対象の所得です。
住宅家賃に消費税はかかりますか?
居住用住宅の家賃は消費税非課税です(消費税法第6条)。月10万円の家賃に消費税は乗りません。一方、事業用の事務所家賃や駐車場家賃は課税です。
103万円の壁は2026年も同じ?
2025年の税制改正で『103万円の壁』は基礎控除引き上げにより123万円に引き上げられる方向で議論が進んでいます(2025年12月末時点で具体施行時期は調整中)。最新情報は財務省・国税庁の発表をご確認ください。
仮想通貨の利益は非課税ですか?
いいえ、雑所得として課税対象です。年間20万円超の利益(給与所得者)は確定申告が必要。NISA口座での運用は非課税ですが、仮想通貨はNISAの対象外です。

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本ページの制度概要は、上記出典の公式情報を編集部(塩飽哲生)が確認のうえ整理しています。

初稿公開:2026年4月28日(編集・監修:塩飽哲生)

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