事前審査と本審査の違い
住宅ローン審査の流れ・日数・落ちた時の対処【2026】
事前審査(仮審査)は申込前の簡易チェック(数日)、本審査は契約後の正式審査(1〜2週間)。本審査では団信・物件評価・在籍確認まで見るため、事前OKでも落ちることがある。
金利タイプの選択・固定期間終了の前に
残高と残期間をそろえて、2つの金利の返済額を比較する
決めたいのは、金利が変わったときの負担を家計で引き受けられるかです。借入残高、残りの期間、比較する2つの年利を入れて、月額と残期間の総額差を比較します。両金利が一定という仮定です。固定期間中と終了後をつないだ実際の総額、手数料、団信、税金、変動金利の将来予測は含みません。
- 何を決めるか
- 再選択や金利変化に備え、どの月額差を確認するか
- 得られる比較
- 同じ残高・残期間の毎月返済と総返済額の差
次の行動:試算結果と手元資料を並べ、金融機関・不動産会社・施工会社など、確認すべき相手と質問を整理します。契約や申込みはここでは行いません。
金利条件の確認先と質問を整理する次に比較する記事
条件を確認する一次情報
この試算は入力値による一般的な概算です。審査結果、適用金利、税額、補助制度の対象可否、将来の価格を保証しません。最新条件は公式情報と各窓口で確認してください。売却試算は税引前です。
事前審査と本審査の違い
住宅ローンの審査は2段階です。事前審査(仮審査)は、物件を申し込む前に「この人にいくらまで貸せそうか」を簡易に判断するもの。自己申告ベースで、早ければ即日〜数日で結果が出ます。本審査は売買契約のあとに行う正式な審査で、団信の告知・物件の担保評価・在籍確認・正式書類をもとに1〜2週間かけて可否を決めます。確認項目が多く、より厳格です。
審査全体の流れと日数
| ステップ | 内容 | 目安日数 |
|---|---|---|
| ① 物件探し・資金計画 | 予算と返済額を固める | — |
| ② 事前審査 | 簡易チェック・借入可否の感触 | 即日〜数日 |
| ③ 売買契約 | 手付金・住宅ローン特約 | — |
| ④ 本審査 | 団信告知・物件評価・在籍確認 | 1〜2週間 |
| ⑤ 金銭消費貸借契約 | 融資条件の正式契約 | 数日 |
| ⑥ 融資実行・引き渡し | 決済 | — |
事前審査から融資実行まで全体で1〜2か月。引き渡し日から逆算し、早めに事前審査を受けておくのが鉄則です。
事前審査で見られること
事前審査は年収・勤務先・勤続年数・他の借入・希望借入額を自己申告し、信用情報の照会とあわせて簡易判定します。ここで「いくらまで・どの金利で借りられそうか」の感触がつかめます。複数行に事前審査を出して比較するのは一般的ですが、あまりに多数だと申込履歴がマイナスになるため、2〜3行程度に絞るのが無難です。
本審査で追加で見られること
本審査では、事前審査になかった次の項目が加わります。
- 団信の健康告知:健康状態に問題があると加入できず、借入できないことがあります(→団信の比較)。
- 物件の担保評価:再建築不可・既存不適格・借地など、担保価値が低いと減額・否決の要因に。
- 在籍確認:勤務先への電話または書類で在籍を確認。
- 正式書類:源泉徴収票・確定申告書・登記事項・売買契約書などで申告内容を裏取り。
事前OKでも本審査で落ちる理由
「事前審査は通ったのに本審査で落ちた」は珍しくありません。主な理由は次の通りです。
- 団信の告知に通らなかった(最多の一つ)。
- 申告と実際が違った(収入・他の借入の申告漏れ)。
- 物件の担保評価が不足していた。
- 事前審査の後に転職・新たな借入(車・カードローン)をした。
つまり、事前審査の後は転職や大きな買い物・新規ローンを控えること。これだけで防げる否決は多いです。
落ちた時の次の一手
否決されたら、まず理由を推測し、CIC等で信用情報を確認します。審査基準は銀行ごとに違うため、属性に合う別の銀行(地銀・ろうきん・フラット35など)へ申し込み直すのが定石です。団信が原因ならワイド団信や団信任意のフラット35、物件が原因なら物件の見直しを検討します。ただし短期間に何行も申し込むと不利になるため、原因を整理してから1〜2行に絞りましょう。基準の全体像は銀行別の審査基準、通し方は審査の通し方を参照してください。
よくある質問(FAQ)
- 事前審査と本審査は何が違いますか?
- 事前審査(仮審査)は、物件の申し込み前に「この人にいくら貸せそうか」を簡易にチェックするもので、数日(早ければ即日)で結果が出ます。本審査は売買契約後に行う正式な審査で、団信の告知・物件の担保評価・在籍確認・正式な書類をもとに1〜2週間かけて可否を判断します。本審査の方が確認項目が多く、厳格です。
- 審査全体の流れと日数の目安は?
- 一般的には『物件探し → 事前審査(数日)→ 売買契約 → 本審査(1〜2週間)→ 金銭消費貸借契約 → 融資実行(引き渡し)』の順です。事前審査から融資実行まで、全体でおおむね1〜2か月を見ておくと安心です。引き渡し日から逆算して、早めに事前審査を受けておくのが鉄則です。
- 事前審査に通ったのに本審査で落ちることはありますか?
- あります。事前審査は自己申告ベースの簡易チェックのため、本審査で『団信の告知に通らない』『申告と実際の収入・借入が違う』『物件の担保評価が不足』『事前審査後に転職・新たな借入をした』といった事情が判明すると否決されます。事前審査の後に大きな買い物やローンを増やさないことが重要です。
- 在籍確認や団信の告知は必須ですか?
- 本審査では勤務先への在籍確認(電話または書類)が行われるのが一般的です。また多くの銀行は団体信用生命保険(団信)の加入が必須で、健康状態の告知に通らないと借りられないことがあります。告知が不安な場合は、ワイド団信や団信任意のフラット35も選択肢になります。
- 本審査で落ちたら次はどうすればいいですか?
- まず否決の理由を推測し、CIC等で信用情報を確認します。審査基準は銀行ごとに違うため、属性に合う別の銀行(地銀・ろうきん・フラット35など)に申し込み直すのが定石です。ただし短期間に何行も申し込むと記録が残り不利になるため、原因を整理してから1〜2行に絞って再挑戦しましょう。
出典・改訂履歴・免責事項を見る
本ページの審査の流れ・制度概要は、以下の公式情報を編集部が確認のうえ整理しています(執筆時点)。審査基準・日数は各金融機関が個別に定めるため、最終的な可否・期間は各行の審査によります。本ページはIKIGAI TOWN編集部が編集し、個別の審査・税額・適用条件を判定するものではありません。
- 出典: 【フラット35】公式サイト(住宅金融支援機構) — 申込から融資実行までの流れ・団信任意の取扱い
- 出典: CIC(指定信用情報機関) — 信用情報・申込情報の開示
- 出典: 国土交通省 民間住宅ローンの実態調査 — 審査項目・在籍確認の実務
最終確認日:2026年6月23日
※本記事は2026年6月時点の一般的な情報であり、個別の融資審査・税務相談に代わるものではありません。審査基準・日数は金融機関や個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず各金融機関の公式情報およびFP・専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。