用語集 / 給付金の前提知識

低所得世帯とは?
年収目安・基準・対象になる給付金を完全解説【2026年版】

給付金を確認したあとに使える制度と家計戦略を整理する場面
制度の確認だけで終わらせず、使える制度と申請後の家計戦略まで見えるようにします。

結論から言うと、「低所得世帯」は税法用語ではなく制度ごとに定義が異なる広義の用語です。最も多く使われるのは住民税非課税世帯を中心に、均等割のみ課税世帯・年収300万円以下世帯・生活保護世帯などを文脈に応じて含む集合です。給付金や大学無償化の対象になるかは、その制度がどの定義を採用しているかで決まります。

給付金を確認したあとに

このページで給付金を確認したあと、取りこぼしと家計の次の一手を整理する3つの見方

給付金や補助金は毎年改定され、対象や期限も変わります。制度名を知るだけで終わらせず、このページで使える可能性と、物価高の中で自分の家計が次に何をするべきかを整理します。

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給付金と固定費を同じ表で確認する家計資料
取りこぼし確認 対象、期限、申請前後の自己負担を一枚で確認する。
食事の準備や家事の段取りを軽くする親子
家事負担 申請、食費、通信費、保育や家族の予定を並べ、抱えている段取りを減らす。
家族で教育費と家賃の見通しを確認する場面
教育費・家賃不安 家賃、教育費、固定費を同じ表に置き、今月と半年後を判断する。

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  • 毎年変わる制度の取りこぼしを確認
  • 申請、食費、通信費、保育や家族の予定を一枚に整理
  • 教育費・家賃・固定費を今月と半年後で確認

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相談者の声

給付金を調べた人に近い相談者の声

このページで給付金や手当を調べている方が、相談前につまずきやすいのは「対象か」だけではありません。毎年変わる制度を取りこぼさず、自分の家計で次に何をするかまで見ています。

M.Sさん(30代・女性・共働き・子育て)

★★★★★ 物価高・保育料・固定費

「制度を調べるだけでなく、家計で次に動くことまで決まりました」

給付金、児童手当、固定費、教育費を一枚に並べ、申請後も赤字が残る月を早めに確認したケース。

Y.Eさん(40代・男性・会社員)

★★★★★ 住宅費・教育費・家計の先行き

「制度名を追うより、家計で次に何を減らすかが分かりました」

家賃、通信費、保険料、子どもの費用を同じ表で確認し、給付金だけに頼らない改善順を整理したケース。

A.Kさん(30代・女性・育休中)

★★★★★ 妊娠出産・手当・復職不安

「申請と復職後の家計を同時に見られて、動く順番が決まりました」

妊娠出産の制度、児童手当、育休後の収入、家事負担をまとめて確認したケース。

※相談内容をもとに個人が特定されない形で要約した例です。実際の提案内容は家計・制度・時期により異なります。

無料相談の流れ

  1. STEP1. 予約

    希望日時を選んで、無料相談を予約します(Google Meet 30分から)。

  2. STEP2. 世帯状況の確認

    家族構成、子どもの人数、収入、固定費、家賃、申請済み制度を確認します。

  3. STEP3. 公式確認が必要な給付金候補を整理

    このページ、都道府県、国の制度を分け、公式窓口で確認すべき候補と必要書類を整理します。

  4. STEP4. 家計と次の行動を整理

    申請後の不足額、固定費、教育費、休める時間を同じ表に置き、次に動く順番を決めます。

相談を担当するFP

ファイナンシャルプランナー 増岡 真奈美

増岡 真奈美 (ますおか まなみ)

FP2級相談実績 1,500件超資産形成、老後準備、不動産、ライフプラン

女性ならではの視点で、将来に向けた資産形成やライフプランをサポート。 公式確認が必要な制度候補と家計への影響を一緒に整理します。

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安心してご相談いただくために

なぜ無料なの?

金融機関からの契約手数料で運営しております。お客さまには相談に関する料金負担が一切ございませんので安心してご相談ください。

  • すべてウェブ相談です。パソコン・スマホから、全国どこでもご相談いただけます(来店不要)。
  • 気軽にご相談ください。ちょっとした悩みを話して聞いてもらうだけでもOKです。

「相談しようと思っていた時に、いいきっかけだった」という声もよくいただきます。

目次(8セクション)
  1. 1. 低所得世帯とは(3つの定義系統)
  2. 2. 制度別「低所得世帯」基準 早見表
  3. 3. 年収目安(世帯構成別)
  4. 4. 受けられる支援とその金額
  5. 5. 自分が該当するか調べる方法
  6. 6. 「低所得脱出の逆転ライン」に注意
  7. 7. よくある質問(FAQ 15問)
  8. 8. 出典・編集者情報

1. 低所得世帯とは(3つの定義系統)

低所得世帯は法律上の正式な定義がない、文脈依存の用語です。実務で使われる定義は大きく次の3つの系統に分かれます。

  • (A) 住民税非課税ベース:給付金・大学無償化・保育料無償化など、ほとんどの公的制度がこの区分を採用。世帯全員の住民税が0円であることが要件です。詳細は住民税非課税世帯とはを参照。
  • (B) 生活保護基準ベース:生活困窮者自立支援や住居確保給付金など、より深刻な貧困状態を対象とする制度が採用。地域・世帯構成ごとに最低生活費が定められ、それを下回る世帯を対象とします。
  • (C) 統計ベース(相対的貧困線・年収300万円以下等):報道・調査研究・自治体独自施策で使われる。OECD相対的貧困線(中央値の50%以下)は単身年収127万円が目安です。

たとえば「低所得世帯への給付金」と政府が発表したとき、それが (A) 系統で実施されることが圧倒的に多いです。住民税非課税世帯を中心に、近年は均等割のみ課税世帯も同額で含めるケースが増えています。

2. 制度別「低所得世帯」基準 早見表

同じ「低所得世帯」でも、制度ごとに対象範囲が違います。代表的な6制度の基準を一覧化します。

表1. 制度別「低所得世帯」の定義(2026年度)
制度対象とされる「低所得世帯」主な支援内容
物価高騰対策給付金住民税非課税世帯+均等割のみ課税世帯1世帯3〜10万円+子加算
大学無償化(修学支援新制度)第1区分=住民税非課税/第2区分=均等割のみ/第3区分=年収380万円程度まで授業料減免+給付奨学金(第1区分は満額)
高校生奨学給付金住民税非課税世帯年7〜13万円(公私立・通学形態別)
国民健康保険料の軽減所得が一定基準以下(7割/5割/2割軽減)均等割・平等割の軽減(年10〜25万円)
国民年金保険料の免除全額免除:扶養親族数別の限度額以下/一部免除も別基準保険料0円〜3/4免除(年20.4万円浮く)
生活困窮者自立支援生活保護に至る前段階の困窮世帯住居確保給付金・自立相談・家計改善支援

同じ家計でも、ある制度では対象、別の制度では対象外、ということが起きます。「自分は低所得世帯かどうか」だけでなく「どの制度に該当するか」を分けて考える必要があります。

ここまで読んだあとに

このページで制度を確認したあと、もう我慢で終わらせたくない3つの体験

給付金や固定費を見たら、次は「何を取り戻すために整えるのか」を決めます。外食、子どもの体験、家事を休む日を、削る対象ではなく守る予算として置き直します。

家族で外食やカフェの時間を楽しむ体験
値段を見すぎない外食月に一度でも、家族で外に出る時間を「無駄遣い」にしない。
子どもと海辺の思い出を残す体験
子どもの記憶に残る体験近場の一泊や季節のイベントを、また今度で流さない予算にする。
家族で写真や記憶を残す時間
食事を作らない日疲れた日は中食や宅配を選べるよう、家計に休む日を残す。
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3. 年収目安(世帯構成別)

住民税非課税ベースの「低所得世帯」となる年収目安です(給与収入・1級地)。詳しい計算根拠は住民税非課税世帯ページ 第3章を参照してください。

表2. 低所得世帯(住民税非課税ベース)となる年収目安
世帯構成給与収入(年)年金のみ(65歳以上)
単身100万円以下155万円以下
夫婦のみ155.7万円以下211.5万円以下
夫婦+子1人205.7万円以下
夫婦+子2人255.7万円以下
夫婦+子3人305.7万円以下
単身親+子1人170.7万円以下
単身親+子2人220.7万円以下

※ 1級地(東京23区・政令市等)。2級地・3級地はそれぞれ4〜10万円ほど低くなります。

4. 受けられる支援とその金額

低所得世帯(住民税非課税ベース)に該当すると、年間で数十万円〜100万円超の支援が受けられます。家計に与える影響が大きい順に整理します。

表3. 低所得世帯が受けられる年間支援額(モデルケース)
支援内容年間軽減額該当世帯
大学無償化(私立・自宅外)授業料免除70万円+給付奨学金91.3万円×12月大学生のいる住民税非課税世帯
国保保険料 7割軽減10〜25万円国保加入の低所得世帯
国民年金保険料 全額免除20.4万円20〜59歳
高額療養費の負担上限引下げ大病時に20〜80万円高額療養費請求世帯
保育料無償化(0〜2歳)子1人あたり20〜50万円0〜2歳児を保育所に預ける世帯
物価高騰給付金3〜10万円+子加算住民税非課税世帯(毎年複数回)
高校生奨学給付金7〜13万円高校生のいる世帯

5. 自分が低所得世帯か調べる方法

制度の対象になるかは、住民税非課税世帯であるかをまず確認するのが最短です。

  1. マイナポータル:「わたしの情報 → 税・所得」で住民税額を確認。所得割・均等割が両方0円なら住民税非課税。
  2. 課税証明書(非課税証明書):市区町村窓口またはコンビニ交付(200〜400円)。給付金や奨学金の申請にも必要な公的書類。
  3. 住民税納税通知書:毎年6月頃に届く通知書。税額0円または通知書自体が来ない場合は非課税。
  4. 源泉徴収票:給与所得控除後の金額を確認し、扶養人数と照らし合わせて非課税ラインを判定。

世帯員全員分の課税状況が必要なため、同一世帯のうち1人でも課税されていれば「低所得世帯」(住民税非課税ベース)には該当しません

6. 「低所得脱出の逆転ライン」に注意

低所得世帯のメリットは年間数十万〜100万円規模になるため、年収を少し増やすより低所得世帯の優遇を維持したほうが手取りベースで有利になる範囲があります。これを「逆転ライン」と呼びます。

表4. 逆転ラインが発生しやすい年収帯
年収帯(給与・夫婦+子1人)逆転リスク理由
200〜240万円住民税非課税ライン突破で給付金・大学無償化第1区分から外れる
270〜310万円大学無償化第2区分→第3区分への減額
370〜400万円大学無償化第3区分の対象から外れる
400〜480万円各種所得制限(児童手当所得制限ライン等)

年収200万円台前半で大学生がいる世帯では、年収を30万円増やすことで大学無償化70万円超が消えるケースがあります。家計設計はライフイベントを見据えて行うことが重要です。

7. よくある質問(FAQ 15問)

低所得世帯と住民税非課税世帯は同じですか?
重なる部分が多いですが、同義ではありません。住民税非課税世帯は税法上の客観区分(世帯全員の住民税が0円)。低所得世帯は給付金や福祉制度ごとに定義が違う広義の用語です。住民税非課税世帯とはも参照してください。
低所得世帯の年収目安はいくらですか?
単身100万円・夫婦155万円・夫婦+子1人205万円が住民税非課税ベースの目安(1級地・給与収入)。年収300万円以下を「広義の低所得」とする統計もあります。
低所得世帯になるとどんな支援が受けられますか?
給付金(年複数回・3〜10万円)、国保軽減(年10〜25万円)、国民年金免除(年20.4万円)、高額療養費負担上限引下げ、保育料無償化、大学無償化(年70万円超)、NHK半額免除など、年間で数十万〜100万円超の支援が受けられます。
年収300万円は低所得世帯ですか?
単身者の場合、年収300万円は住民税非課税ラインの3倍であり「低所得」と呼ばれにくい水準です。一方、子3人を扶養している世帯では住民税非課税ラインに近く、低所得世帯に分類されることがあります。
低所得世帯の判定はどこで分かりますか?
市区町村の課税課で取得できる課税証明書または所得証明書で確認できます。マイナポータルの「税・所得」からも確認可能です。
給付金は申請しないと振り込まれませんか?
自治体・年度により異なります。プッシュ型は通知のみ、申請型は確認書返送が必要です。通知書が届いたら必ず開封し、申請期限を逃さないでください。
低所得世帯と低所得者は違いますか?
低所得世帯は世帯単位、低所得者は個人単位の表現です。給付金は世帯単位での判定が大半です。
共働きで片方が低収入なら低所得世帯ですか?
原則世帯収入で判定するため、片方が高収入なら低所得世帯にはなりません。家計急変時は別途救済の対象になることがあります。
年金だけで暮らす高齢者は低所得世帯ですか?
年金収入が単身211万円・夫婦265万円以下なら住民税非課税世帯に該当しやすく、低所得世帯として給付金や保険料減免の対象になります。
大学無償化はいくら支援されますか?
第1区分(住民税非課税)は私立自宅外で授業料免除70万円+給付奨学金月91,300円。第2区分は2/3、第3区分は1/3に減額されます。
低所得世帯はNHK受信料が免除されますか?
住民税非課税かつ世帯員に身体障害者・知的障害者・精神障害者がいる場合に全額または半額免除。住民税非課税だけでは対象外です。
低所得世帯の医療費は安くなりますか?
高額療養費の自己負担上限が下がります。70歳未満の住民税非課税世帯は月35,400円が上限、70歳以上は外来1ヶ月8,000円〜が上限です。
判定は前年所得で決まりますか?
はい。住民税ベースの判定はすべて前年(1月〜12月)の所得で行われ、当年6月以降の制度に反映されます。
年収を増やすと逆転現象が起きるラインは?
200〜240万円(住民税非課税ライン)、270〜310万円(大学無償化第2区分)、370〜400万円(大学無償化第3区分)が代表的な逆転ラインです。家計設計はFP相談で整えるのが安全です。
低所得世帯と生活保護世帯は同じですか?
違います。生活保護世帯は厚生労働省の保護制度の対象で、より深刻な困窮状態を指します。低所得世帯はより広い概念で、生活保護に至らない多くの世帯を含みます。

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本ページの制度概要・年収目安・税率は、上記出典の公式情報を編集部(塩飽哲生)が確認のうえ整理しています。最新かつ正確な情報は必ず各公式サイトでご確認ください。

※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務相談に代わるものではありません。

初稿公開:2026年4月28日(編集・監修:塩飽哲生)

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