年金・老後

年金 繰下げ・繰上げ
損益分岐は何歳?比較計算機【2026】

老後資金と使ってよいお金を逆算して家計を整える場面
年金額だけでなく、医療費、楽しみ、休める時間に使える余白まで確認します。

70歳まで繰下げ → 累積で65歳開始を上回るのは81〜82歳

老後も、行きたかった旅を残す(無料・Zoom30分)

目次(7セクション)
  1. 仕組みと基本ルール
  2. 受給開始年齢別の月額と累積額
  3. 損益分岐年齢
  4. 繰下げの落とし穴4つ
  5. 繰上げの落とし穴4つ
  6. 判断のチェックリスト
  7. よくある質問

繰下げ・繰上げ 比較計算機

65歳時点の想定年金額(月額)と受給開始年齢を入力すると、各年齢時点の累積受給額と月額を比較できます。

選択年齢の月額
想定寿命までの累積
65歳開始との差額
65歳開始を上回る年齢

※ 税・社会保険料・物価スライドを考慮しない単純累積比較。繰下げ中の加給年金停止、在職老齢年金による停止も反映していません。

仕組みと基本ルール

項目繰上げ繰下げ
開始可能年齢60〜64歳66〜75歳
月あたり調整率-0.4%(1ヶ月)+0.7%(1ヶ月)
最大調整率-24%(60歳開始)+84%(75歳開始)
変更可能性一度開始したら取り消し不可66歳以降いつでも開始可
加給年金への影響通常通り支給繰下げ中は支給停止・増額なし
障害年金・遺族年金繰上げ後は障害年金の新規裁定不可など制限遺族年金と併給調整あり

受給開始年齢別の月額と累積額

65歳時点の想定月額を16万円とした場合の比較です。

開始年齢月額年額85歳までの累積90歳までの累積
60歳12.2万円146万円3,650万円4,379万円
65歳(標準)16.0万円192万円3,840万円4,800万円
70歳22.7万円273万円4,089万円5,452万円
75歳29.4万円353万円3,534万円5,301万円

損益分岐年齢

比較損益分岐(概算)補足
60歳 vs 65歳約80歳10ヶ月81歳以上生きるなら65歳受給のほうが累積で上回る
65歳 vs 70歳約81歳10ヶ月82歳以上生きるなら70歳受給のほうが累積で上回る
65歳 vs 75歳約86歳10ヶ月87歳以上生きるなら75歳受給のほうが累積で上回る

男性の平均寿命は81.09歳、女性は87.14歳(厚労省「簡易生命表」令和5年)。男性は70歳繰下げで微妙、女性は70〜75歳繰下げが累積では有利、が目安です。

繰下げの落とし穴4つ

  • ① 加給年金が止まる:繰下げ中は加給年金が支給されず、しかも増額もしない。年齢差5歳の夫婦で配偶者加算最大(年40万)×5年=200万円の損失
  • ② 税・社会保険料が累進で増える:年金が増えると所得税・住民税・国民健康保険料・介護保険料も増える。手取りベースの増加率は表示上の増額率より低い
  • ③ 健康リスク:繰下げ待機中に亡くなると、未支給年金として遺族が5年分しか遡及請求できない
  • ④ 在職老齢年金との組み合わせ:繰下げ待機中も在職老齢年金の停止調整があり、実質増額率が目減りするケースがある

繰上げの落とし穴4つ

  • ① 一生涯減額:60歳で-24%減額した金額が一生続く。長生きすると累積で大きく損する
  • ② 障害年金の新規裁定不可:繰上げ後に病気・事故で障害状態になっても、障害基礎年金を新規で受給できない(併給調整の制約)
  • ③ 寡婦年金の受給不可:繰上げ受給者は寡婦年金の対象外になる
  • ④ 国民年金の任意加入不可:繰上げ後は480月に達していなくても任意加入で増やせない

判断のチェックリスト

繰下げを検討すべき人

✓ 65歳時点で働き続けている/他に収入がある
✓ 健康に自信があり、長寿家系
✓ 配偶者が自身より年上または同年齢
✓ 手取り減よりも将来の生活安定を重視

繰上げを検討すべき人

✓ 60歳以降、働けない・収入源がない
✓ 健康上の不安がある
✓ 60代前半に大きな支出が見込まれる
✓ 他の資産(退職金・iDeCo)で不足分を補えない

よくある質問

「年金は60歳からもらった方が賢い」は本当?
80歳前に亡くなる前提なら累積で有利ですが、男性の平均寿命81歳・女性87歳を考えると、大多数にとっては65歳以降の開始のほうが累積で有利です。「60歳から賢い」は健康不安や60代の収入断絶など個別事情がある場合の選択肢です。
繰下げは途中でやめられますか?
はい。66歳以降であればいつでも繰下げ待機を終了して受給開始できます。また、最大5年分を一括で遡って受給することも可能(この場合は繰下げ増額なしで通常額)。
老齢基礎年金と老齢厚生年金は別々に繰下げできますか?
可能です。たとえば基礎年金は65歳から受給、厚生年金は70歳まで繰下げ、という組み合わせもできます。加給年金の有無や税負担を考慮して個別最適化が可能です。
繰下げ中に亡くなったら?
遺族は5年以内の未支給年金を請求可能ですが、繰下げ増額は反映されません(標準の65歳からの金額で計算)。健康不安がある場合はリスクと考えるべきです。

年金を調べている本当の理由は、「老後の暮らしが本当に大丈夫か」の不安かもしれません

年金を調べている方の多くは、単に「いくらもらえるか」を知りたいだけではありません。本当に知りたいのは、老後も自分らしく暮らせるか、子どもや家族に迷惑をかけずに済むかです。

背景には、次のような不安や想いがある場合があります。

  • 年金だけで生活費が足りるか
  • 退職金・貯蓄を取り崩すペースが持つか
  • 医療費・介護費が膨らんでも対応できるか
  • インフレで生活水準が落ちないか
  • 子どもに金銭的な負担をかけずに済むか

FP相談では、これらを一枚に整理し、ご家族の状況に合った優先順位を一緒に考えます。

老後も、行きたかった旅を残す

老後の暮らしは、お金の準備で「選択肢」が決まります

老後の暮らしは、年金額だけで決まるものではありません。どこに住むか、どのように働くか、何を続けるか、誰と過ごすかを選べる余裕があるかどうかで、暮らしの質が大きく変わります。

不安で過剰に節約するのではなく、自分たちらしい老後を選べるように、年金・退職金・運用・保険を一緒に整理しましょう。

無料相談で確認できること

年金受給額の試算

ねんきんネット・ねんきん定期便を元に、世帯の年金受給額を正確に試算します。

退職金・企業年金の確認

退職金・確定拠出年金・企業年金の金額と受け取り方を整理します。

老後の生活費試算

住居費・食費・医療費・介護費・娯楽費まで含めて、老後の月々支出を試算します。

不足額と備え方

年金+退職金で不足する金額を算出し、NISA・iDeCo・保険・働き方で備える計画を立てます。

取り崩しシミュレーション

何歳まで貯蓄が持つか、毎月いくらまで取り崩せるかを試算します。

老後も、行きたかった旅を残す

老後資金は、年金額より「暮らし方の選択肢」で決まります

老後の準備は、年金額や貯蓄額の大きさだけで判断するものではありません。住み方・働き方・家族との関係・健康まで含めて、自分たちらしい老後を選べる準備を整えることが大切です。

老後も、行きたかった旅を残す Zoom30分から / 何度でも無料 / 営業電話なし

老後資金を調べたあとに

老後のお金を調べたあと、安心して暮らし続けるために見る3つのこと

年金額だけを見ても、医療費、介護費、住み替え、趣味や旅行の余白は分かりません。働き続ける不安を、必要額と時期に分けて整理します。

老後のお金を調べても、楽しみに使える予算が見えず不安ではありませんか。老後も、行きたかった旅を残す

老後資金を逆算して家計を整理する場面
老後の安心 年金、貯蓄、生活費を並べ、働き続ける不安を減らす。
医療費や健康不安を早めに確認する場面
医療・介護費 将来の不調や介護に備えるお金を、生活費から切り分ける。
老後に楽しむ旅行の予定を立てる場面
趣味・旅行の余白 我慢だけの老後にせず、楽しみに使える予算を残す。

FP相談で取り戻したいもの:老後も、行きたかった旅や趣味を「贅沢だから」で消さない安心。不足額を怖がるだけでなく、使ってよいお金と守るお金に分けます。

老後も、行きたかった旅を残す

無料・Zoom30分から / 年金・医療費・介護費・楽しみの予算を一緒に確認します

  • 働き続ける不安を金額と時期に分ける
  • 医療・介護費の備えを残す
  • 趣味や旅行に使えるお金を決める

理想の体験一覧を見る

相談者の声

老後資金を調べた人に近い相談者の声

老後資金を調べている方は、年金額だけでなく、いつまで働くか、医療・介護費、楽しみに使えるお金を残せるかまで確認しています。

K.Tさん(50代・男性・会社員)

★★★★★ 退職時期・年金・住宅ローン

「いつまで働くかを、不安ではなく数字で決められました」

年金見込額、退職金、住宅ローン、老後生活費を年表にしたケース。

ここまで読んだあとに

老後資金を見たあと、行きたかった場所を残す3つの体験

老後のお金は、不足を怖がるだけだと我慢の計画になります。守るお金と使ってよいお金を分け、旅や趣味を消さない見通しにします。

家族で海辺の思い出写真を残す体験
行きたかった旅年金生活でも、近場の温泉や季節の旅を予算に残す。
夫婦で散歩とカフェの時間を持つ体験
夫婦で出かける日節約だけで終わらせず、歩く、話す、食べる時間を守る。
家族写真や思い出を残す時間
家族に会いに行く余白帰省、写真、食事会を、老後の楽しみの予算として置く。
理想の体験一覧を見る

M.Nさん(60代・女性・夫婦)

★★★★★ 医療費・介護費・旅行の余白

「節約だけの老後ではなく、使ってよいお金も見えました」

医療費、介護費、趣味旅行費、生活防衛資金を分けたケース。

S.Iさん(50代・女性・単身)

★★★★★ 一人老後・住まい・働き方

「漠然とした不安が、住まいと毎月の必要額に分かれました」

住居費、年金、働き方、貯蓄ペースを整理したケース。

※相談内容をもとに個人が特定されない形で要約した例です。実際の提案内容は家計・制度・時期により異なります。

無料相談の流れ

  1. STEP1. 予約

    希望日時を選んで、無料相談を予約します(Zoom30分から)。

  2. STEP2. 年金・資産・生活費の確認

    年金見込額、退職金、貯蓄、住宅費、毎月の生活費を確認します。

  3. STEP3. 医療・介護・楽しみの予算を整理

    不足額だけでなく、病気、介護、旅行や趣味に使える余白も見ます。

  4. STEP4. いつまで働くかと使ってよいお金を整理

    働き方、取り崩し、保険、住み替えの順番を確認します。

相談を担当するFP

ファイナンシャルプランナー 深瀬 智恵美

深瀬 智恵美 (ふかせ ちえみ)

FP2級相談実績 400件以上家計見直し、NISA、老後資金、相続対策

家計の見直し・NISAを中心に、お客様一人ひとりに最適な人生設計をサポートいたします。 年金・医療費・介護費・楽しみの予算を同じ年表で整理します。

深瀬FPと、叶えたい体験に向けた家計を整える

Zoom30分から / 何度でも無料 / 営業電話なし

老後も、行きたかった旅を残す

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本ページの制度概要・要件・税率は、以下の公式情報を編集部が確認のうえ整理しています(執筆時点)。最新かつ正確な情報は必ず各公式サイトでご確認ください。FPは記事を直接監修してはおらず、関連テーマでご相談を受けるFPとしてご紹介しています。

最終確認日:2026年4月19日

※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。

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