住宅ローン 銀行比較【2026年4月版】
主要12行の金利・団信・手数料
結論:2026年4月時点で最も低い変動金利はネット銀行(住信SBI・auじぶん・PayPay)の年0.3%前後、都市銀行は0.4〜0.5%、フラット35(全期間固定)は1.9%前後です。ただし「表面金利の低さ=総コストの安さ」とは限りません。事務手数料(借入額×2.2%)・団信の保障範囲・優遇条件・審査基準の違いまで見て初めて、あなたに合う一行が見つかります。本記事では主要12行を横並びで整理します。
この記事の結論
- 金利の絶対値で選ぶなら:住信SBIネット銀行(WEB申込専用)/auじぶん銀行/PayPay銀行の3行が0.3%前後で横並び。
- 団信の厚さで選ぶなら:auじぶん銀行(がん50%・全疾病)/住信SBI(全疾病・月額返済保障)が標準装備で優位。
- 対面相談で選ぶなら:三菱UFJ・みずほ・三井住友・りそな・イオン銀行。金利はやや高めだが審査柔軟性と接客に強み。
- 全期間固定で選ぶなら:フラット35(住宅金融支援機構)一択。団信は別途選択可。
- 表面金利だけで決めず、事務手数料・団信・繰上返済手数料・優遇条件の4点を必ず確認。
12行横並び比較表(2026年4月時点)
2026年4月時点の各行の代表的な変動金利・事務手数料・団信・特徴を横並びで整理しました。借入3,500万円・35年・元利均等返済を前提にした月々返済額(概算)も併記しています。
| 銀行名 | 変動金利 (新規・目安) |
10年固定 (目安) |
事務手数料 | 団信の特徴 | 月々返済 (3,500万/35年) |
|---|---|---|---|---|---|
| 住信SBIネット銀行 (WEB申込コース) | 年 約0.298% | 年 約1.53% | 借入額×2.2% | 全疾病保障・月額返済保障 標準 | 約 88,300円 |
| auじぶん銀行 | 年 約0.319% | 年 約1.255% | 借入額×2.2% | がん50%保障・全疾病保障 標準 | 約 88,700円 |
| PayPay銀行 | 年 約0.330% | 年 約1.375% | 借入額×2.2% | がん先進医療特約 標準 | 約 88,800円 |
| SBI新生銀行 | 年 約0.390% | 年 約1.40% | 定額 55,000〜165,000円 | 標準団信+介護保障特約 | 約 89,300円 |
| ソニー銀行 | 年 約0.397% | 年 約1.593% | 定額 44,000円 | ワイド団信対応/がん50%特約 | 約 89,500円 |
| 三菱UFJ銀行 (ネット専用) | 年 約0.345% | 年 約1.25% | 借入額×2.2% | 7大疾病保障 特約あり | 約 88,900円 |
| みずほ銀行 (ネット住宅ローン) | 年 約0.375% | 年 約1.50% | 借入額×2.2% | 8大疾病特約あり | 約 89,200円 |
| 三井住友銀行 (WEB申込コース) | 年 約0.475% | 年 約1.67% | 借入額×2.2% | クロスサポート(連生団信)あり | 約 90,000円 |
| りそな銀行 | 年 約0.390% | 年 約1.625% | 借入額×2.2% | 団信革命(3大疾病50%)あり | 約 89,300円 |
| イオン銀行 | 年 約0.380% | 年 約1.23% | 定額 110,000円 or 定率 | 標準団信/8疾病特約 | 約 89,200円 |
| 楽天銀行 (変動セレクト) | 年 約0.827% | ー | 借入額×1.1% | 全疾病特約あり | 約 93,900円 |
| フラット35 (住宅金融支援機構) | ー | ー(35年固定 約1.90%) | 取扱金融機関により定率/定額 | 任意加入(機構団信) | 約 114,000円 (全期間固定) |
※ 各行公表の基準金利から最大優遇を適用した新規借入・目安値。適用金利は審査結果・時期により変動します。月々返済は概算(手数料・保証料除く)。
ネット銀行グループ|金利最安帯
住信SBIネット銀行・auじぶん銀行・PayPay銀行の3行は、2026年4月時点の変動金利が年0.3%前後で横並び最安帯。事務手数料は一律「借入額×2.2%」(3,500万円なら77万円)で、どこも同じコスト構造です。差がつくのは団信の標準装備と審査傾向です。
- 住信SBIネット銀行:全疾病保障・月額返済保障が標準。ただしWEB申込コースは対面サポート無し、書類不備で審査が長引きやすい。
- auじぶん銀行:がん50%保障・全疾病保障が標準で団信が最も手厚い。au/UQモバイル・じぶんでんき契約でさらに金利優遇。
- PayPay銀行:借り換え専用金利が特に低く、借り換え検討者には第一候補。
都市銀行グループ|総合力と審査柔軟性
三菱UFJ・みずほ・三井住友・りそなは、ネット銀行と比べて表面金利が0.05〜0.15ポイント高い一方、対面相談・審査の柔軟性・他金融商品との連携で優位です。特に自営業・フリーランス・勤続年数が短い人は、属性補足の交渉余地が残る都銀の方が通りやすいケースがあります。
- 三菱UFJ:ネット住宅ローンで金利競争力あり。7大疾病保障特約を後付け可能。
- みずほ:ネット住宅ローンの金利が都銀内で最安クラス。8大疾病特約あり。
- 三井住友:夫婦連生の「クロスサポート」が特徴。共働きで片方に万一があった場合もローンが消える。
- りそな:3大疾病50%保障の「団信革命」が標準または低コストで付帯可能。
地銀・その他|固有の強み
- イオン銀行:金利はネット銀行並み。イオンでの買い物5%OFFなどの優待あり。
- ソニー銀行:5年ルール・125%ルールを採用せず、金利上昇時に即月々返済額へ反映される"正直な"変動金利。ワイド団信(健康状態に不安がある方向け)対応。
- 楽天銀行:変動セレクトは金利がやや高めだが、フラット35の取扱金融機関としては手数料が最安水準で人気。
- SBI新生銀行:事務手数料が定額(借入額によらず数万円)で、借入額が大きい人ほど有利になる料金体系。
- ろうきん・JAバンク:勤務先の制度利用者向けに低金利。属性が合えば選択肢。
全期間固定|フラット35の位置づけ
フラット35は住宅金融支援機構の買取型・保証型ローンで、35年先まで金利が固定されます。2026年4月時点の買取型(取扱期間21年以上)は年1.9%前後。変動金利(0.3%)との差は約1.5ポイントですが、この1.5ポイントを「35年先の安心料」として払う判断です。
注意点として、フラット35は機構団信への加入が任意で、加入すると金利に0.18ポイント程度上乗せされます(フラット35+機構団信 = 実質年2.08%前後)。また、物件の技術基準(省エネ・耐震性)への適合証明書が必要で、中古住宅で基準未達だと融資対象外になる点も要注意です。
「表面金利」に騙されない4つのチェックポイント
金利0.05ポイントの差よりも、以下4点の違いの方が総コストに効くケースが多くあります。
① 事務手数料:定率 vs 定額
ネット銀行の多くは「借入額×2.2%」の定率制。3,500万円借入なら77万円。一方、SBI新生銀行・ソニー銀行は数万円〜十数万円の定額制。借入額が5,000万円を超える人は定額制の恩恵が大きく、逆に3,000万円以下なら定率制でも変わらない計算になります。
② 団信の標準装備
「団信が手厚い」は若いうちは魅力ですが、金利優遇と引き換えに特約料を払っている構図です。既に医療保険・がん保険に加入済みの方は、保障が重複していないかを確認しましょう。重複している場合は団信は標準のみに絞り、既存保険を精査する方が合理的です。
③ 繰上返済手数料
ネット銀行の多くは一部繰上返済の手数料が無料(WEB操作)。一方、一部の地銀では1回ごとに数千円〜3万円程度の手数料が発生します。計画的に繰上返済する予定があるなら必ず事前確認を。
④ 審査の厳しさと優遇条件
最優遇金利を適用するには、給与振込口座の指定・クレジットカードの契約・一定額以上の他金融取引などの条件がある銀行もあります。「基準金利」と「最優遇金利」の差(1.7ポイント前後)を確認し、自分が最優遇の対象になるかを必ずチェックしてください。
あなたの属性で最優遇を引き出せる銀行はどこ?
年収・勤続年数・他の借入状況から、プロFPが候補を3行まで絞り込みます。
複数行への同時審査申込も可能です。
総返済額シミュレーション(借入3,500万円・35年)
変動金利がずっと変わらなかった場合の総返済額(元利均等、手数料込み概算)を比較します。
| 銀行(代表例) | 適用金利 | 35年総返済 | 事務手数料 | 実質総支払 |
|---|---|---|---|---|
| 住信SBI(変動0.298%) | 0.298% | 約 3,708万円 | 77万円 | 約 3,785万円 |
| auじぶん(変動0.319%) | 0.319% | 約 3,722万円 | 77万円 | 約 3,799万円 |
| 三井住友(変動0.475%) | 0.475% | 約 3,780万円 | 77万円 | 約 3,857万円 |
| フラット35(全期間1.9%) | 1.9% | 約 4,790万円 | 約 35万円※ | 約 4,825万円 |
※ フラット35は取扱金融機関により手数料体系が異なる。楽天銀行等の定率1.1%前提で試算。
住信SBIと三井住友の差は実質約72万円。一見大きく見えますが、35年で割れば年2万円、月1,700円です。対面相談や審査の通りやすさにこの程度の価値を見出す人には、都銀が合理的な選択になります。
タイプ別おすすめの選び方
共働き・金融リテラシー高めのパワーカップル
→ 住信SBIネット銀行 / auじぶん銀行。金利最安帯+団信厚い。WEB完結で時間コストも最小。
自営業・フリーランス・勤続年数が短い
→ 三菱UFJ / りそな / イオン銀行。対面相談で属性補足の交渉余地あり。書類要件もプロが並走してくれる。
既に借りていて借り換え検討中
→ PayPay銀行 / 住信SBI借り換え専用。借り換え優遇金利が最も低い。ただし手数料込みの損益分岐を必ず計算。
35年先まで金利を確定させたい
→ フラット35(楽天銀行・ARUHI等の取扱で手数料比較)。機構団信の加入可否も要検討。
持病があって団信が通るか不安
→ ソニー銀行(ワイド団信)/ フラット35(団信任意)。条件を緩めた代わりに金利は少し高めになるのが一般的。
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