年金の種類一覧
公的年金・企業年金・私的年金の違い
年金は大きく「公的年金(国民年金・厚生年金)」「企業年金(DB・DC)」「私的年金(iDeCo・個人年金保険)」の3つに分類される
老後資金を調べたあとに
老後のお金を調べたあと、安心して暮らし続けるために見る3つのこと
年金額だけを見ても、医療費、介護費、住み替え、趣味や旅行の余白は分かりません。働き続ける不安を、必要額と時期に分けて整理します。
FP相談で取り戻したいもの:老後の暮らしの安心。不足額を怖がるだけでなく、使ってよいお金と守るお金に分けます。
老後資金と暮らしの見通しを相談する- 働き続ける不安を金額と時期に分ける
- 医療・介護費の備えを残す
- 趣味や旅行に使えるお金を決める
相談者の声
老後資金を調べた人に近い相談者の声
老後資金を調べている方は、年金額だけでなく、いつまで働くか、医療・介護費、楽しみに使えるお金を残せるかまで確認しています。
K.Tさん(50代・男性・会社員)
★★★★★ 退職時期・年金・住宅ローン
「いつまで働くかを、不安ではなく数字で決められました」
年金見込額、退職金、住宅ローン、老後生活費を年表にしたケース。
M.Nさん(60代・女性・夫婦)
★★★★★ 医療費・介護費・旅行の余白
「節約だけの老後ではなく、使ってよいお金も見えました」
医療費、介護費、趣味旅行費、生活防衛資金を分けたケース。
S.Iさん(50代・女性・単身)
★★★★★ 一人老後・住まい・働き方
「漠然とした不安が、住まいと毎月の必要額に分かれました」
住居費、年金、働き方、貯蓄ペースを整理したケース。
※相談内容をもとに個人が特定されない形で要約した例です。実際の提案内容は家計・制度・時期により異なります。
無料相談の流れ
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STEP1. 予約
希望日時を選んで、無料相談を予約します(Zoom30分から)。
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STEP2. 年金・資産・生活費の確認
年金見込額、退職金、貯蓄、住宅費、毎月の生活費を確認します。
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STEP3. 医療・介護・楽しみの予算を整理
不足額だけでなく、病気、介護、旅行や趣味に使える余白も見ます。
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STEP4. いつまで働くかと使ってよいお金を整理
働き方、取り崩し、保険、住み替えの順番を確認します。
相談を担当するFP
深瀬 智恵美 (ふかせ ちえみ)
家計の見直し・NISAを中心に、お客様一人ひとりに最適な人生設計をサポートいたします。 年金・医療費・介護費・楽しみの予算を同じ年表で整理します。
目次(12セクション)
公的年金制度の全体像|3階建て構造とは
日本の年金制度は、よく「3階建ての建物」にたとえられます。1階部分が全国民共通の国民年金(基礎年金)、2階部分が会社員・公務員が加入する厚生年金、そして3階部分が企業年金やiDeCoなどの上乗せ制度です。
3階建て構造の全体図
| 階層 | 制度名 | 加入者 | 性質 |
|---|---|---|---|
| 3階(任意) | 企業年金(DB・DC)/ iDeCo / 国民年金基金 / 付加年金 | 希望者・導入企業の従業員 | 上乗せ給付(私的年金) |
| 2階(強制) | 厚生年金 | 会社員・公務員(第2号被保険者) | 報酬比例の公的年金 |
| 1階(強制) | 国民年金(基礎年金) | 日本に住む20〜59歳の全員 | 定額の公的年金 |
自営業・フリーランスの方は1階部分しかないため、3階の上乗せ制度を自分で準備するかどうかで老後の受給額に大きな差がつきます。会社員は2階まで自動的にカバーされますが、3階部分の有無は勤務先の制度や本人の選択次第です。
公的年金と私的年金の違い
公的年金(国民年金・厚生年金)は法律で加入が義務付けられた強制加入の社会保険です。保険料は現役世代が納め、そのお金がそのまま現在の受給者に渡る「賦課方式」で運営されています。
一方、私的年金(企業年金・iDeCo・国民年金基金・個人年金保険など)は任意加入です。自分の掛金を積み立てて将来受け取る「積立方式」が中心で、税制優遇を受けながら老後資金を上乗せできます。
国民年金(基礎年金)の仕組み|第1号〜第3号被保険者
国民年金は、日本に住む20歳〜59歳のすべての人が加入する年金制度です。加入者は働き方によって3つの「号」に区分されます。
被保険者の3区分
| 区分 | 対象者 | 保険料の納め方 | 月額保険料(2026年度) |
|---|---|---|---|
| 第1号被保険者 | 自営業者・フリーランス・学生・無職 | 自分で納付書や口座振替で納める | 16,980円 |
| 第2号被保険者 | 会社員・公務員(厚生年金に加入) | 厚生年金保険料に含まれ給与天引き | 厚生年金保険料に含む |
| 第3号被保険者 | 第2号被保険者に扶養される配偶者(年収130万円未満) | 保険料の自己負担なし | 0円(配偶者の厚生年金が負担) |
国民年金の受給額
国民年金の老齢基礎年金は、40年間(480月)すべて納付した場合に満額 約81.6万円(年額・2026年度)を受給できます。月額に換算すると約6.8万円です。未納期間があると、その分だけ受給額が減額されます。
たとえば10年間(120月)未納の場合、受給額は 480分の360 に減額され、年額 約61.2万円(月額 約5.1万円)になります。
保険料の免除・猶予制度
収入が少ない場合や学生の場合は、保険料の全額免除・4分の3免除・半額免除・4分の1免除、または学生納付特例・納付猶予制度を利用できます。免除期間も受給資格期間(10年)にカウントされますが、受給額には反映割合が異なります。後から追納(10年以内)すれば満額に近づけることが可能です。
厚生年金の仕組み|会社員・公務員の上乗せ年金
厚生年金は、会社員や公務員が国民年金に上乗せして加入する公的年金です。給与(標準報酬月額)と賞与に応じた保険料を労使折半で負担し、将来は報酬比例の年金を受給します。
厚生年金の保険料
保険料率は18.3%(2017年以降固定)で、このうち半分の9.15%を本人が、残り半分を会社が負担します。たとえば月給30万円(標準報酬月額30万円)の場合、本人負担は月額 約27,450円です。
厚生年金の受給額の目安
老齢厚生年金の額は「平均標準報酬額 × 5.481/1000 × 加入月数」で計算されます。国民年金(基礎年金)と合わせた平均受給額は月額 約14.6万円(2024年度・厚生労働省年金局)です。ただし、現役時代の報酬と加入期間によって個人差が大きく、月額10万円未満から20万円超まで幅があります。
2024年改正のポイント
2024年の年金制度改正法により、短時間労働者への厚生年金適用拡大がさらに進んでいます。従業員数の要件が段階的に引き下げられ、パート・アルバイトでも週20時間以上・月額賃金8.8万円以上などの要件を満たせば厚生年金に加入できるケースが増えています。
老齢年金・障害年金・遺族年金|3種類の給付を比較
公的年金には、ライフイベントに応じた3つの給付機能があります。「年金=老後にもらうもの」というイメージが強いですが、障害を負ったときや一家の稼ぎ手が亡くなったときにも給付が受けられます。
3種類の給付 比較テーブル
| 給付の種類 | いつもらえるか | 基礎年金(1階) | 厚生年金(2階) | 受給額の目安(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 老齢年金 | 原則65歳から(繰上げ60歳〜/繰下げ〜75歳) | 老齢基礎年金 | 老齢厚生年金 | 基礎のみ 約6.8万円 / 厚生含む平均 約14.6万円 |
| 障害年金 | 障害認定日(初診日から1年6月後)以降 | 障害基礎年金(1級・2級) | 障害厚生年金(1級〜3級+障害手当金) | 基礎2級 約6.8万円 / 基礎1級 約8.5万円 / 厚生は報酬比例 |
| 遺族年金 | 被保険者等の死亡時 | 遺族基礎年金(子のある配偶者/子) | 遺族厚生年金(配偶者・子・父母等) | 基礎 約6.8万円+子の加算 / 厚生は報酬比例の3/4 |
老齢年金の受給要件
老齢基礎年金を受け取るには、保険料の納付済期間+免除期間+合算対象期間が合計10年(120月)以上必要です。老齢厚生年金は、老齢基礎年金の受給資格を満たしたうえで厚生年金に1ヶ月以上加入していれば受給できます。
障害年金の受給要件
障害年金を受けるには、初診日に年金に加入していることと保険料納付要件(初診日の前日時点で、直近1年間に未納がないか、加入期間の2/3以上を納付済み)を満たす必要があります。障害等級は年金独自の基準で判定され、身体障害者手帳の等級とは異なります。
遺族年金の受給要件
遺族基礎年金は、亡くなった方に生計を維持されていた「子のある配偶者」または「子」が対象です。ここでいう「子」は18歳到達年度末まで(障害のある子は20歳未満)です。遺族厚生年金は対象範囲がより広く、子のいない配偶者や父母・孫・祖父母も受給できる場合があります。
国民年金基金|自営業者のための上乗せ制度
国民年金基金は、第1号被保険者(自営業者・フリーランス)が国民年金に上乗せして加入できる公的な年金制度です。会社員には厚生年金(2階部分)がありますが、自営業者にはそれがないため、その差を埋める目的で1991年に創設されました。
国民年金基金の特徴
- 掛金は全額所得控除:iDeCoと合算して月額68,000円が上限
- 給付額が確定:加入時に将来の年金額が決まる(確定給付型)
- 終身年金が基本:A型(保証期間あり)とB型(保証期間なし)を選択
- 一度加入すると任意脱退は原則不可:iDeCoとの大きな違い
iDeCoとの併用も可能ですが、掛金の合計上限は月額68,000円です。運用リスクを取りたくない方には国民年金基金、運用で増やしたい方にはiDeCoが向いています。
企業年金の仕組み|確定給付(DB)と確定拠出(DC)
企業年金は、会社が従業員の退職後の生活保障のために設ける年金制度です。大きく確定給付企業年金(DB)と企業型確定拠出年金(DC)の2種類があります。
DB(確定給付企業年金)
DBは「もらえる額が先に決まっている」タイプです。会社が責任を持って運用し、あらかじめ決められた計算式に基づいて退職後に年金が支給されます。運用がうまくいかなくても、会社が不足分を補填する義務があるため、従業員にとっては安心感があります。
企業型DC(確定拠出年金)
企業型DCは「掛金が先に決まっている」タイプです。会社が毎月一定額を拠出し、従業員自身が投資信託などの運用商品を選んで運用します。運用成績によって将来の受取額が変わるため、運用リスクは従業員が負います。
DBとDCの比較
| 項目 | DB(確定給付) | 企業型DC(確定拠出) |
|---|---|---|
| 給付額 | あらかじめ確定 | 運用実績次第で変動 |
| 運用責任 | 会社 | 従業員本人 |
| 掛金 | 会社が全額負担(規約で本人拠出あり) | 会社が拠出(マッチング拠出で本人も可) |
| ポータビリティ | 退職時に一時金 or 他制度に移換 | 転職先のDCやiDeCoに移換可能 |
| 導入企業の傾向 | 大企業・歴史ある企業に多い | 中小企業含め拡大中 |
近年は運用負担の軽減や制度の透明性から、DBからDCに移行する企業が増えています。また、DBとDCを併用する企業もあります。
iDeCo(個人型確定拠出年金)|自分で作る3階部分
iDeCo(イデコ)は、自分で掛金を拠出し、自分で運用する個人型の確定拠出年金です。公的年金に上乗せする「3階部分」を、会社の制度に頼らず自分で準備できる点が特徴です。
iDeCoの3つの税制メリット
- 掛金が全額所得控除:年末調整や確定申告で所得税・住民税が軽減される
- 運用益が非課税:通常は約20%課税される運用益が、iDeCo内ではゼロ
- 受取時も控除あり:一時金なら「退職所得控除」、年金なら「公的年金等控除」が適用
加入資格と掛金上限
| 加入者区分 | 月額上限 | 年額上限 |
|---|---|---|
| 第1号被保険者(自営業者等) | 68,000円(国民年金基金と合算) | 816,000円 |
| 第2号被保険者(企業年金なし) | 23,000円 | 276,000円 |
| 第2号被保険者(企業型DCのみ) | 20,000円 | 240,000円 |
| 第2号被保険者(DBあり) | 12,000円 | 144,000円 |
| 第3号被保険者(専業主婦等) | 23,000円 | 276,000円 |
| 公務員 | 12,000円 | 144,000円 |
iDeCoの注意点
iDeCoは税制メリットが大きい反面、原則60歳まで引き出せないという制約があります。また、口座管理手数料(月額数百円)が発生し、運用商品の選定も自己責任です。老後資金として長期で積み立てる前提の制度であり、教育費や住宅資金など近い将来使う資金には向きません。
付加年金|月400円で年金を増やす方法
付加年金は、第1号被保険者が国民年金の保険料に月額400円を上乗せするだけで、将来の年金を増やせる制度です。知名度は低いですが、費用対効果の高さでは年金制度の中でも際立っています。
付加年金の計算方法
受給額は「200円 × 付加保険料の納付月数」で計算されます。つまり、20年間(240月)付加保険料を納めた場合:
- 支払う付加保険料の合計:400円 × 240月 = 96,000円
- 毎年もらえる付加年金額:200円 × 240月 = 48,000円(年額)
わずか2年で元が取れる計算です。65歳から受給を開始すれば、67歳以降はすべてプラスになります。終身で受給できるため、長生きするほど得になります。
付加年金の注意点
- 加入できるのは第1号被保険者のみ(会社員・公務員・第3号は加入不可)
- 国民年金基金との併用は不可(iDeCoとの併用は可能)
- 付加年金には物価スライドが適用されない(受給額は加入時に確定した金額のまま)
年金の受給要件まとめ|種類別の加入期間と開始年齢
年金の種類ごとに、受給に必要な要件は異なります。以下の表で主な受給要件を整理します。
| 年金の種類 | 受給開始年齢 | 必要な加入期間 | 主な要件 |
|---|---|---|---|
| 老齢基礎年金 | 原則65歳(繰上げ60歳〜/繰下げ〜75歳) | 10年以上 | 保険料納付済期間+免除期間+合算対象期間 |
| 老齢厚生年金 | 原則65歳 | 厚生年金1ヶ月以上+基礎の受給資格 | 老齢基礎年金の受給資格を満たすこと |
| 障害基礎年金 | 障害認定日以降 | 加入期間の要件なし | 初診日に加入+保険料納付要件 |
| 障害厚生年金 | 障害認定日以降 | 加入期間の要件なし | 初診日に厚生年金加入+保険料納付要件 |
| 遺族基礎年金 | 被保険者等の死亡時 | 加入期間の要件なし | 死亡者の保険料納付要件+子のある配偶者or子 |
| 遺族厚生年金 | 被保険者等の死亡時 | 加入期間の要件なし | 死亡者が厚生年金加入者等+生計維持関係 |
| iDeCo | 60歳〜75歳 | 通算加入期間に応じて受給開始年齢が変動 | 10年以上加入で60歳から受給可能 |
| 国民年金基金 | 65歳から | 加入期間に応じた給付 | 第1号被保険者として加入 |
繰上げ・繰下げによる増減
老齢年金は受給開始時期を前後にずらすことができます。繰上げ(60〜64歳)では1ヶ月あたり0.4%減額、繰下げ(66〜75歳)では1ヶ月あたり0.7%増額されます。75歳まで繰下げた場合は最大84%増、逆に60歳で繰上げた場合は24%減となります。
自分の年金を確認する方法|ねんきんネット・定期便
自分がどの年金に加入していて、将来いくらもらえるのかを確認する手段は複数あります。定期的にチェックして、想定と現実のギャップを早めに把握することが大切です。
ねんきん定期便
毎年、誕生月に日本年金機構から届く通知です。通常はハガキで届きますが、35歳・45歳・59歳の節目年齢には封書でより詳しい情報が届きます。
- 50歳未満:これまでの加入実績に応じた年金額(実績ベース)
- 50歳以上:現在の加入条件が60歳まで続いたと仮定した見込額
ねんきんネット
日本年金機構のウェブサービス「ねんきんネット」では、24時間いつでも自分の年金記録を確認できます。主な機能は以下の通りです。
- 年金記録の照会:加入期間・納付状況・標準報酬月額の履歴を確認
- 年金見込額の試算:今後の働き方(転職・退職・繰下げ等)を変えたシミュレーションが可能
- 電子版ねんきん定期便:ハガキと同じ内容をオンラインで確認
- 届書の電子申請:住所変更届などの一部手続きがオンラインで完結
利用にはマイナポータルとの連携、または基礎年金番号でのアカウント登録が必要です。
勤務先の人事部・総務部に確認
企業型DC・DBなどの企業年金に加入しているかどうかは、勤務先の人事部・総務部に確認するのが確実です。確定拠出年金の場合は、運営管理機関(証券会社等)のウェブサイトで残高や運用状況を確認できます。
年金の種類を一覧で比較|全体まとめ
ここまで解説した年金制度を、横断的に一覧で比較します。
| 制度名 | 階層 | 加入区分 | 掛金負担 | 給付の性質 | 税制メリット |
|---|---|---|---|---|---|
| 国民年金(基礎年金) | 1階 | 強制 | 定額(本人) | 定額給付 | 社会保険料控除 |
| 厚生年金 | 2階 | 強制 | 報酬比例(労使折半) | 報酬比例給付 | 社会保険料控除 |
| 国民年金基金 | 3階 | 任意(第1号のみ) | 選択(本人) | 確定給付 | 全額所得控除 |
| 付加年金 | 3階 | 任意(第1号のみ) | 月400円(本人) | 確定給付 | 社会保険料控除 |
| 企業型DC | 3階 | 会社制度 | 会社(+マッチング) | 運用実績次第 | 掛金は給与課税なし |
| 確定給付企業年金(DB) | 3階 | 会社制度 | 会社(+本人拠出あり) | 確定給付 | 掛金は損金算入 |
| iDeCo | 3階 | 任意 | 自分で設定(本人) | 運用実績次第 | 全額所得控除+運用益非課税 |
| 個人年金保険 | 3階 | 任意 | 自分で設定(本人) | 契約内容次第 | 個人年金保険料控除(上限あり) |
自分が「何階建て」になっているかを把握し、足りない部分を3階の任意制度で補うのが年金設計の基本です。特に自営業・フリーランスの方は1階のみの状態であり、iDeCoや国民年金基金で自ら2階・3階を作る意識が欠かせません。
よくある質問
- 年金の種類が多すぎて分からない。結局どれに入っているの?
- 会社員の方は「国民年金(基礎年金)+厚生年金」の2階建てが基本です。さらに会社が企業型DCやDBを導入していれば3階部分があります。自営業の方は「国民年金のみ」が基本で、自分でiDeCoや国民年金基金を追加します。ねんきん定期便やねんきんネットで自分の加入状況を確認してみましょう。
- 厚生年金と国民年金、両方もらえるのですか?
- はい。厚生年金加入者は自動的に国民年金(基礎年金)にも加入しています。65歳からは「老齢基礎年金+老齢厚生年金」の両方を受給できます。厚生年金は基礎年金の上乗せであり、どちらか一方を選ぶものではありません。
- iDeCoと国民年金基金、どちらに入るべきですか?
- どちらも第1号被保険者(自営業者等)の上乗せ制度で、掛金上限は合算で月68,000円です。iDeCoは自分で運用商品を選び、運用成績で受取額が変わります。国民年金基金は加入時に給付額が確定します。運用に関心がある方はiDeCo、確実に決まった額を受け取りたい方は国民年金基金が向いています。併用も可能です。
- 付加年金は本当にお得なのですか?
- 付加年金は月400円の追加負担で、受給開始からわずか2年で元が取れる設計です。65歳から受給すれば67歳以降はすべてプラスになります。ただし物価スライドがないため、インフレ局面では実質価値が目減りする点に注意が必要です。第1号被保険者であれば検討する価値は高い制度です。
- 障害年金は働いていても受け取れますか?
- はい。障害年金は障害の状態が認定基準に該当すれば受給でき、就労の有無は直接の要件ではありません。ただし、精神障害や内部障害の場合は就労状況が障害等級の判定に影響することがあります。初診日時点で年金に加入しており、保険料納付要件を満たしていることが前提です。
- 自分の年金見込額はどこで確認できますか?
- 日本年金機構のウェブサービス「ねんきんネット」で、24時間いつでも確認できます。年金記録の照会だけでなく、今後の働き方を変えた場合の見込額シミュレーションも可能です。マイナポータルと連携すれば、スマートフォンからも利用できます。毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」でも確認できます。
出典・改訂履歴・免責事項を見る
本ページの制度概要・要件・税率は、以下の公式情報を編集部が確認のうえ整理しています(執筆時点)。最新かつ正確な情報は必ず各公式サイトでご確認ください。FPは記事を直接監修してはおらず、関連テーマでご相談を受けるFPとしてご紹介しています。
最終確認日:2026-05-15
※本記事は2026年5月時点の一般的な情報であり、個別の税務・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・金額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。
本相談はIKIGAI TOWN編集部が運営するFP相談サービスです。各自治体の給付金窓口とは異なります。