FP相談実例 / 老後資金・年金

東京と実家大阪どちらに住むか将来設計を相談(事例#0081)

相談者との共通点と違いを分け、自分の数字で再確認する

老後資金と使ってよいお金を逆算して家計を整える場面
年金額だけでなく、医療費、楽しみ、使ってよいお金の余白まで確認します。

FPの回答ポイント:キャッシュフロー表で東京・大阪それぞれの生活費と収入を比較

Q ご相談内容

東京と実家大阪どちらに住むか将来設計を相談

東京で一人暮らしをしていますが、大阪の実家で母が一人暮らしをしており、将来的にどちらに住むかを悩んでいます。今の仕事は東京で続けられていますが、大阪に戻ると同じ職種でも年収が300万円台後半程度に下がりそうです。老後2,000万円問題も気になりますが、自分の生活水準ならそこまで必要ないのではとも感じており、家の維持費も含めて試算したいと考えています。

A FPからの回答

キャッシュフロー表で東京・大阪それぞれの生活費と収入を比較

キャッシュフロー表に「東京で働き続けるパターン」と「大阪に戻るパターン」の2つを作成し、収入・住居費・生活費・車の費用・お小遣いなどを入れて比較するのが効果的です。過去の厚生年金加入期間や、お母様のために購入された物件の金額・種類、現状の月次生活費(住居費除く)なども整理しておきましょう。ライフプラン上は収入を多めに入れるとラクに見えてしまうため、現実的な金額で設定するのがポイントです。

まずは初回ヒアリングでプロフィールと金融資産、年金情報を揃え、1週間後に2パターンのキャッシュフロー表を見ながら、どちらが安心して暮らせるかを検討する流れで進めていきます。

編集部解説:「老後資金・年金」の基礎知識

老後資金は「年金(公的・企業)+退職金+自助運用+取り崩し設計」の4本柱で考えるのが基本。漠然と「2,000万円」を目標にするより、ご自身の支出と寿命の幅で必要額を試算するのが現実的です。

知っておきたい基礎知識

  • 公的年金の見込額:ねんきんネットで65歳時点の見込額を確認。受給開始は60〜75歳の間で選べ、繰下げで最大84%増額。
  • 退職金の課税:退職所得控除は勤続年数で決まる。一時金と年金で受取方を分けると手取りが増えるケースも。
  • 取り崩し順序:課税口座→特定口座→NISA→iDeCo→年金繰下げの順が一般的。生涯税負担を最小化する設計が必要。
  • 医療・介護費用:65歳以降の医療費自己負担、介護保険2〜3割負担、有料老人ホーム入居費なども試算に含める。

実践のヒント

  1. ねんきん定期便と勤務先の退職金規程を取り寄せ、65歳時点の収入を一旦数字で並べる。
  2. 月額の支出を「固定費/変動費/趣味・旅行」で分け、リタイア後にどこを削れるか検討する。
  3. NISA・iDeCo は60歳到達後も運用継続可能。一括売却せず取り崩しながら運用を続ける戦略を検討。
  4. 寿命のブレ幅を想定し、85歳・95歳・100歳の3シナリオで資金が持つかをシミュレーションする。

※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。

※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。

判断に必要な条件を自分の状況で整理する

事例との違いを確認し、次に調べることを整理したい方へ

確認する時期: 期限がある手続き・申込・契約を決める前

初回は、現在の状況と希望を確認し、先に比較すべき選択肢を口頭で整理します。

記事の回答はここまでです。予約前に、相談内容と現在の案内条件をご確認ください。

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本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。

最終確認日:2026年4月26日

※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。