介護に備えて保険加入が必要かどうかを検討したい(事例#0242)
介護の状態・期間・家族の関わりを同じ表に置く
FPの回答ポイント:まず家計と資産を確認し介護費用を自己資金で賄えるかを検証する方針
介護に備えて保険加入が必要かどうかを検討したい
70代前半で、将来介護状態になった場合に備えて保険への加入を検討すべきか迷っています。資産や家計の状況を踏まえて、自己資金で介護費用を賄えるのか、それとも保険で備えるべきなのかを整理したいと考えています。身の回りの世話をしてくれる親族がいない可能性もあるため、その点も含めて方針を知りたいです。
まず家計と資産を確認し介護費用を自己資金で賄えるかを検証する方針
保険加入は、資産が少ない方ほど必要性が高くなります。まずは現在の資産・家計の状況を整理し、介護状態になった場合でもやりくりできるかどうかを確認することが先決です。介護保険の認定を受けていなくても、保険会社が独自に定める状態に該当すれば給付を受けられる商品もあります。
一方で、要介護認定を受けている状態では新規加入は難しくなるケースがほとんどです。ご自身の現在の資産でまかなえるかを先に検証し、厳しそうであれば保険での備えを検討する順番がよいでしょう。ご家族のサポート体制も合わせて考えておくと、必要な備えの規模が見えてきます。
編集部解説:「老後資金・年金」の基礎知識
老後資金は「年金(公的・企業)+退職金+自助運用+取り崩し設計」の4本柱で考えるのが基本。漠然と「2,000万円」を目標にするより、ご自身の支出と寿命の幅で必要額を試算するのが現実的です。
知っておきたい基礎知識
- 公的年金の見込額:ねんきんネットで65歳時点の見込額を確認。受給開始は60〜75歳の間で選べ、繰下げで最大84%増額。
- 退職金の課税:退職所得控除は勤続年数で決まる。一時金と年金で受取方を分けると手取りが増えるケースも。
- 取り崩し順序:課税口座→特定口座→NISA→iDeCo→年金繰下げの順が一般的。生涯税負担を最小化する設計が必要。
- 医療・介護費用:65歳以降の医療費自己負担、介護保険2〜3割負担、有料老人ホーム入居費なども試算に含める。
実践のヒント
- ねんきん定期便と勤務先の退職金規程を取り寄せ、65歳時点の収入を一旦数字で並べる。
- 月額の支出を「固定費/変動費/趣味・旅行」で分け、リタイア後にどこを削れるか検討する。
- NISA・iDeCo は60歳到達後も運用継続可能。一括売却せず取り崩しながら運用を続ける戦略を検討。
- 寿命のブレ幅を想定し、85歳・95歳・100歳の3シナリオで資金が持つかをシミュレーションする。
※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。
※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。
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本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。
最終確認日:2026年4月26日
※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。