旅行や自宅修繕を含む老後資金ポートフォリオを見直したい(事例#0286)
使う時期・値下がり許容度・現金で残す額を先に分ける
FPの回答ポイント:旅行費用を年齢別に見直し2000万円の現金残高を目標に配分調整
旅行や自宅修繕を含む老後資金ポートフォリオを見直したい
70代前半で、老後の資産配分と使い方を整理したいと考えています。海外旅行にも行きたい一方で、持ち家が築40年近くになるため、内装や絨毯など修繕費用もかかりそうです。最終的には2000万円程度を現金で手元に残すような資産配分を考えており、その方向性でよいかを相談したいと思っています。
旅行費用を年齢別に見直し2000万円の現金残高を目標に配分調整
70歳までの期間と70歳以降で旅行の頻度や予算を分けてライフプランに入力するのがおすすめです。元気なうちは年3〜4回の海外旅行を想定しておき、例えばご夫婦でビジネスクラスを使う形であれば、1回あたりの費用も高めに見積もる必要があります。80歳前後で資金が厳しくなりそうな場合は、そのタイミングで見直しの材料にしていきましょう。
70歳以降は旅行の頻度を下げて年間予算を抑える構成にし、自宅修繕費も別項目で計上します。資産ポートフォリオ全体を見て、2000万円の現金残高を目標にしつつ、運用資産と取り崩しのバランスを調整していくのがよいでしょう。
編集部解説:「老後資金・年金」の基礎知識
老後資金は「年金(公的・企業)+退職金+自助運用+取り崩し設計」の4本柱で考えるのが基本。漠然と「2,000万円」を目標にするより、ご自身の支出と寿命の幅で必要額を試算するのが現実的です。
知っておきたい基礎知識
- 公的年金の見込額:ねんきんネットで65歳時点の見込額を確認。受給開始は60〜75歳の間で選べ、繰下げで最大84%増額。
- 退職金の課税:退職所得控除は勤続年数で決まる。一時金と年金で受取方を分けると手取りが増えるケースも。
- 取り崩し順序:課税口座→特定口座→NISA→iDeCo→年金繰下げの順が一般的。生涯税負担を最小化する設計が必要。
- 医療・介護費用:65歳以降の医療費自己負担、介護保険2〜3割負担、有料老人ホーム入居費なども試算に含める。
実践のヒント
- ねんきん定期便と勤務先の退職金規程を取り寄せ、65歳時点の収入を一旦数字で並べる。
- 月額の支出を「固定費/変動費/趣味・旅行」で分け、リタイア後にどこを削れるか検討する。
- NISA・iDeCo は60歳到達後も運用継続可能。一括売却せず取り崩しながら運用を続ける戦略を検討。
- 寿命のブレ幅を想定し、85歳・95歳・100歳の3シナリオで資金が持つかをシミュレーションする。
※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。
※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。
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本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。
最終確認日:2026年4月26日
※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。