退職金700万円をどう運用すべきか相談したい(事例#0365)
生活費・年金・現預金・予定支出を年ごとに置く
FPの回答ポイント:年金見込額と加給年金を踏まえた生活費・住宅計画の整理を提案
退職金700万円をどう運用すべきか相談したい
退職金として約700万円を受け取る予定で、60歳での定年まで残り2年半という状況です。年金については基礎年金と厚生年金を合わせた金額になる見込みで、正確な金額は年金定期便で確認する必要があると感じています。妻が年下のため、加給年金の対象となるかも気になっています。
生活費については年金で一定程度カバーできる見通しですが、住宅購入を検討しており、そのための資金計画をどうすればよいか踏ん切りがついていません。国内旅行などの楽しみも含めたライフプランについてアドバイスをいただきたいです。
年金見込額と加給年金を踏まえた生活費・住宅計画の整理を提案
退職金700万円をどう運用するかは、今後の年金受給額と生活費を踏まえて判断する必要があります。厚生年金と基礎年金に加え、配偶者が年下の場合は1年目に配偶者加給年金が受給できる可能性がありますので、年金事務所で確認してみましょう。住宅購入については、1,000万円から2,000万円の差で迷っているのであれば、現状の家計で十分に維持できるかを慎重に判断する必要があります。
年間の旅行費用や趣味の支出を含めたキャッシュフロー表を作成し、購入によって老後の生活がどう変わるかを確認したうえで決断することをおすすめします。
編集部解説:「老後資金・年金」の基礎知識
老後資金は「年金(公的・企業)+退職金+自助運用+取り崩し設計」の4本柱で考えるのが基本。漠然と「2,000万円」を目標にするより、ご自身の支出と寿命の幅で必要額を試算するのが現実的です。
知っておきたい基礎知識
- 公的年金の見込額:ねんきんネットで65歳時点の見込額を確認。受給開始は60〜75歳の間で選べ、繰下げで最大84%増額。
- 退職金の課税:退職所得控除は勤続年数で決まる。一時金と年金で受取方を分けると手取りが増えるケースも。
- 取り崩し順序:課税口座→特定口座→NISA→iDeCo→年金繰下げの順が一般的。生涯税負担を最小化する設計が必要。
- 医療・介護費用:65歳以降の医療費自己負担、介護保険2〜3割負担、有料老人ホーム入居費なども試算に含める。
実践のヒント
- ねんきん定期便と勤務先の退職金規程を取り寄せ、65歳時点の収入を一旦数字で並べる。
- 月額の支出を「固定費/変動費/趣味・旅行」で分け、リタイア後にどこを削れるか検討する。
- NISA・iDeCo は60歳到達後も運用継続可能。一括売却せず取り崩しながら運用を続ける戦略を検討。
- 寿命のブレ幅を想定し、85歳・95歳・100歳の3シナリオで資金が持つかをシミュレーションする。
※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。
※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。
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本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。
最終確認日:2026年4月26日
※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。