FP相談実例 / 老後資金・年金

老後資金と高齢の父の保険・配当投資を見直したい(事例#0447)

使う時期・値下がり許容度・現金で残す額を先に分ける

老後資金と使ってよいお金を逆算して家計を整える場面
年金額だけでなく、医療費、楽しみ、使ってよいお金の余白まで確認します。

FPの回答ポイント:告知なし一時払い終身保険と特定疾病保障付き商品で備えを提案

Q ご相談内容

老後資金と高齢の父の保険・配当投資を見直したい

現在50代前半で、老後資金の備えについて考えています。個別株の配当を中心に運用しており、J-Powerなど3月・9月銘柄を中心に年4.9%程度で回している状況です。一方で、父が病気を抱えているため、保険で備えをしたいと思っていますが、健康告知があると契約が難しいのではないかと気になっています。

また、自分自身の老後の資産形成として、どのような保険や運用商品を組み合わせるのが良いのかも知りたいです。相続のことも視野に入れつつ、父への備えと自分の老後資金、双方についてアドバイスをいただきたいと考えています。

A FPからの回答

告知なし一時払い終身保険と特定疾病保障付き商品で備えを提案

お父様はご病気があるため、健康告知のない一時払い終身保険をご提案します。最初の2年で万が一のことがあった場合は預けた金額をそのままお返しする仕組みで、お元気で長生きされた場合は米ドルで1.35倍に増え、1,000万円を預けた場合は約1,357万円の死亡保険金となります。相続税の原資などに充てることができます。

ご相談者様ご自身については、〇〇生命(米ドル建ての保険)で、特定疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)や死亡時に保障される仕組みの商品があります。3大疾病保障が付き、預けた金額を上回る給付金が受け取れる設計もあります(金額は設計書で確認)。米国債券ベースの運用なので、大きく増えるというより安定的に育てていくイメージです。

編集部解説:「老後資金・年金」の基礎知識

老後資金は「年金(公的・企業)+退職金+自助運用+取り崩し設計」の4本柱で考えるのが基本。漠然と「2,000万円」を目標にするより、ご自身の支出と寿命の幅で必要額を試算するのが現実的です。

知っておきたい基礎知識

  • 公的年金の見込額:ねんきんネットで65歳時点の見込額を確認。受給開始は60〜75歳の間で選べ、繰下げで最大84%増額。
  • 退職金の課税:退職所得控除は勤続年数で決まる。一時金と年金で受取方を分けると手取りが増えるケースも。
  • 取り崩し順序:課税口座→特定口座→NISA→iDeCo→年金繰下げの順が一般的。生涯税負担を最小化する設計が必要。
  • 医療・介護費用:65歳以降の医療費自己負担、介護保険2〜3割負担、有料老人ホーム入居費なども試算に含める。

実践のヒント

  1. ねんきん定期便と勤務先の退職金規程を取り寄せ、65歳時点の収入を一旦数字で並べる。
  2. 月額の支出を「固定費/変動費/趣味・旅行」で分け、リタイア後にどこを削れるか検討する。
  3. NISA・iDeCo は60歳到達後も運用継続可能。一括売却せず取り崩しながら運用を続ける戦略を検討。
  4. 寿命のブレ幅を想定し、85歳・95歳・100歳の3シナリオで資金が持つかをシミュレーションする。

※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。

※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。

年金と生活費の条件を自分の状況で確認する

受給時期、手取り、退職後の支出を一緒に整理したい方へ

確認する時期: 受給請求や退職日、繰上げ・繰下げを決める前

初回は、年金見込額と退職後の支出を確認し、受給前に比較すべき選択肢を口頭で整理します。

記事の回答はここまでです。予約前に、相談内容と現在の案内条件をご確認ください。

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本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。

最終確認日:2026年4月26日

※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。