相続・贈与

アパート・収益不動産による相続税対策<br>評価圧縮の仕組みと注意点【2026】

相続の手続きと税金・財産の整理を家族で確認し、もめない準備を進める場面
相続の手続きと対策の確認を、家族が揉めない準備と将来資金の判断につなげます。

現金を収益不動産に換えると相続税評価額が下がる。建物は固定資産税評価額+貸家30%減、土地は貸家建付地評価減、さらに小規模宅地(貸付事業用200㎡まで50%減)が効く。

▶ あわせて読みたい:相続税の改正史(基礎控除縮小・タワマン評価見直し)

相続で、家族の資産を目減りさせない準備をする

相続を調べたあとに

相続税や土地評価を調べたあと、家族でもめないために見る3つのこと

相続は税額だけでなく、誰が何を引き継ぐか、納税資金をどう作るか、親の意思をどう残すかで家族の安心が変わります。

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家族で相続書類や手続きを整理する場面
家族でもめない 誰が何を引き継ぐかを、感情だけでなく数字で話せる状態にする。
相続税や納税資金を家計資料で確認する場面
税負担 土地、保険、現金を並べ、納税資金に困らない形を考える。
親との時間を大切にしながら相続を考える場面
親の意思 急いで決める前に、親の希望を聞ける時間を残す。

FP相談で取り戻したいもの:お金の不安で親との時間を険しくしない余裕。税金、保険、不動産、親の意思を早めに一枚へ整理します。

  • 家族でもめない分け方を考える
  • 税負担と納税資金を見通す
  • 親の意思を元気なうちに残す

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相談者の声

相続を調べた人に近い相談者の声

相続を調べている方は、税額だけでなく、家族でもめない分け方、納税資金、親の意思をどう残すかまで早めに整理しています。

R.Sさん(50代・女性・長女)

★★★★★ 実家・兄弟・相続税不安

「税金より先に、家族で話す順番が分かりました」

土地、生命保険、現金、兄弟分担、親の意思を一枚にしたケース。

H.Oさん(60代・男性・夫婦)

★★★★★ 生前贈与・納税資金

「節税だけではなく、子どもが困らない形を考えられました」

贈与、保険、不動産、相続税、生活資金を同時に確認したケース。

Y.Kさん(40代・女性・親の介護中)

★★★★★ 介護と相続準備

「親が元気なうちに聞くことが、数字で整理できました」

介護費、親の資産、実家、相続手続きの前提を確認したケース。

※相談内容をもとに個人が特定されない形で要約した例です。実際の提案内容は家計・制度・時期により異なります。

無料相談の流れ

  1. STEP1. 予約

    希望日時を選んで、無料相談を予約します(Google Meet 30分から)。

  2. STEP2. 財産と家族状況の確認

    不動産、現金、保険、家族構成、親の意思、介護状況を確認します。

  3. STEP3. 税負担と分け方の候補を整理

    相続税、納税資金、生命保険、贈与、家族会議の論点を整理します。

  4. STEP4. 家族でもめない次の行動を整理

    誰に何を確認するか、専門家へつなぐ前に家計側で見ることを決めます。

相談を担当するFP

ファイナンシャルプランナー 左右木 伸也

左右木 伸也 (そうき しんや)

FP1級、CFP®、証券外務員1種、相続診断士ライフプラン全般、家計最適化、相続

最上位資格を持つFPとして、家計に関するあらゆるご相談をトータルでサポートいたします。 相続税・保険・不動産・家族会議の順番を整理します。

左右木FPと、家族の資産を目減りさせない相続準備をする

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目次(5セクション)
  1. なぜ収益不動産で相続税が下がるのか
  2. 小規模宅地等の特例(貸付事業用)
  3. 評価圧縮の効果(イメージ)
  4. リスクと「対策ありき」の危うさ
  5. よくある質問(FAQ)

なぜ収益不動産で相続税が下がるのか

相続税は財産の相続税評価額に対してかかります。現金1億円はそのまま1億円ですが、同じ1億円で建てたアパートは評価額が大きく下がります。理由は①建物は固定資産税評価額(建築費の約5〜6割)で評価され、さらに人に貸すと借家権割合30%分が減額 ②土地は「貸家建付地」として借地権割合×借家権割合分が減額されるため。結果として、現金より相続税評価額が下がり、相続税が軽くなります。

小規模宅地等の特例(貸付事業用)

賃貸アパートの敷地は、小規模宅地等の特例(貸付事業用宅地)200㎡まで評価額を50%減額できます(自宅の特定居住用は330㎡まで80%減と別枠で、併用には調整計算あり)。相続開始前3年以内に新たに貸付を始めた不動産は原則対象外(事業的規模の例外あり)など要件が細かいため、適用可否は専門家に確認が必要です。仕組みの基本は小規模宅地等の特例を参照してください。

ここまで読んだあとに

相続を見たあと、お金の話で壊したくない3つの時間

相続は節税だけでなく、家族が穏やかに話せる準備です。税額や分け方を整理し、親との時間を不安だけで終わらせないようにします。

家族で外へ出て話す時間
親と普通に話す時間お金の不安を先に整理し、急かす会話を減らす。
家族の将来を話し合う場面
家族会議を穏やかにする数字を一枚にまとめ、感情だけでぶつからない準備をする。
親の通院や移動を支える時間
残したい記憶手続きだけでなく、写真、食事、帰省の時間も大切にする。
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評価圧縮の効果(イメージ)

現金1億円でアパート(建物6,000万円・土地4,000万円)を建てた場合のイメージです。

資産現金のままアパートにした場合(概算)
建物6,000万円約2,100万円(評価5割×貸家7割)
土地4,000万円約2,700万円(貸家建付地)→小規模宅地で更に減
合計評価1億円おおむね4,000〜5,000万円台

※借地権割合・路線価・面積で大きく変わる概算です。正確な評価は税理士の試算で確認してください。

リスクと「対策ありき」の危うさ

評価が下がっても、空室・家賃下落・修繕・金利上昇・流動性の低さといった不動産経営のリスクは残ります。相続税の軽減額より、家賃下落や売却損が上回れば本末転倒です。また、借入で建てて相続直前に評価圧縮を狙う行き過ぎた手法は、税務署に「不当」と判断され否認された最高裁判例(2022年)もあります。「相続対策のためだけ」ではなく、賃貸経営として採算が取れることを前提に検討すべきです。生前の対策全体は相続税の節税・対策、不動産の手続きは不動産相続の手続きもあわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)

アパートを建てるとどれくらい相続税評価が下がりますか?
一般に現金の評価額に対し、建物は固定資産税評価額(建築費の約5〜6割)にさらに貸家30%減、土地は貸家建付地として借地権割合×借家権割合分が減額され、小規模宅地等の特例も使えます。合計で評価額がおおむね半分前後になることもありますが、路線価・借地権割合・面積で大きく変わります。
小規模宅地等の特例は賃貸アパートでも使えますか?
使えます。貸付事業用宅地として200㎡まで評価額を50%減額できます。ただし相続開始前3年以内に新たに貸付を始めた宅地は原則対象外(事業的規模の例外あり)など要件があり、自宅の特定居住用との併用には調整計算が必要です。
相続対策で借入してアパートを建てるのは安全ですか?
注意が必要です。評価圧縮の効果はありますが、空室・家賃下落・金利上昇・売却損のリスクが残ります。相続直前の行き過ぎた評価圧縮は否認された判例もあります。相続税の軽減額だけでなく、賃貸経営として採算が取れるかで判断すべきです。
タワーマンションでも同じ節税はできますか?
2024年の通達改正で、市場価格と相続税評価額の乖離が大きいタワーマンションは評価が見直され、過度な圧縮は難しくなりました。詳しくは相続税の改正史で解説しています。
空室が多いと評価減は受けられませんか?
貸家・貸家建付地の評価減は「貸している」ことが前提で、課税時期に空室が多いとその割合分は減額が認められないことがあります(一時的な空室は考慮される場合あり)。満室経営が評価面でも有利です。

関連トピック(あとで読む)

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本ページの制度概要・要件・税率は、以下の公式情報を編集部が確認のうえ整理しています(執筆時点)。最新かつ正確な情報は必ず各公式サイトでご確認ください。FPは記事を直接監修してはおらず、関連テーマでご相談を受けるFPとしてご紹介しています。

最終確認日:2026年6月23日

※本記事は2026年6月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。