夫の退職時期と年金受給開始を見据えた老後プランを相談(事例#0266)
年金見込額・開始年齢・働く期間・手取りを同じ年表に置く
FPの回答ポイント:夫61歳での早期退職と年金繰上げ受給を前提にベースプランを作成
夫の退職時期と年金受給開始を見据えた老後プランを相談
60代後半で、老後の資金計画を整理したいと思っています。夫は現在の勤務先で年収630万円程度、あと2年ほどで1000万円に届く見込みです。理想としては息子が卒業するあたりで夫が早期リタイアできるとよいと考えています。年金については、65歳からの受給額は年間220万円ほどと見込んでいます。
退職のタイミングを早めるかどうか、年金の繰上げ受給を含めた方針を知りたいです。
夫61歳での早期退職と年金繰上げ受給を前提にベースプランを作成
まずは第一プランとして、夫61歳で一度リタイアするケースを想定してキャッシュフローを試算することをおすすめします。それまでは現在の年収がそのまま続く想定で入力し、退職金・企業年金・個人年金の金額もベースプランに反映します。夫の公的年金は61歳から繰上げ受給し、給与の減少分を補う形で受け取るパターンで検証します。
奥様自身の国民年金部分についても受給想定を加え、世帯全体の老後の収支を確認しましょう。このベースプランをもとに、実際の退職時期・働き方・年金受給開始時期を調整していくことで、息子さんの卒業後の生活設計も含めて、最適な退職タイミングが見えてきます。
編集部解説:「老後資金・年金」の基礎知識
老後資金は「年金(公的・企業)+退職金+自助運用+取り崩し設計」の4本柱で考えるのが基本。漠然と「2,000万円」を目標にするより、ご自身の支出と寿命の幅で必要額を試算するのが現実的です。
知っておきたい基礎知識
- 公的年金の見込額:ねんきんネットで65歳時点の見込額を確認。受給開始は60〜75歳の間で選べ、繰下げで最大84%増額。
- 退職金の課税:退職所得控除は勤続年数で決まる。一時金と年金で受取方を分けると手取りが増えるケースも。
- 取り崩し順序:課税口座→特定口座→NISA→iDeCo→年金繰下げの順が一般的。生涯税負担を最小化する設計が必要。
- 医療・介護費用:65歳以降の医療費自己負担、介護保険2〜3割負担、有料老人ホーム入居費なども試算に含める。
実践のヒント
- ねんきん定期便と勤務先の退職金規程を取り寄せ、65歳時点の収入を一旦数字で並べる。
- 月額の支出を「固定費/変動費/趣味・旅行」で分け、リタイア後にどこを削れるか検討する。
- NISA・iDeCo は60歳到達後も運用継続可能。一括売却せず取り崩しながら運用を続ける戦略を検討。
- 寿命のブレ幅を想定し、85歳・95歳・100歳の3シナリオで資金が持つかをシミュレーションする。
※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。
※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。
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本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。
最終確認日:2026年4月26日
※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。