FP相談実例 / NISA・iDeCo・投資

将来はサ高住移住を希望しNISA運用方針を相談したい(事例#0460)

使う時期・値下がり許容度・現金で残す額を先に分ける

家族で将来のお金と暮らしの選択肢を話し合う場面
数字を確認したあと、暮らしの選択肢を増やすために家計を整えます。

FPの回答ポイント:既存の円建て保険とNISAを活用、保険部分は3%運用前提で設計

Q ご相談内容

将来はサ高住移住を希望しNISA運用方針を相談したい

現在60代前半で、昨年の年収は残業代込みで約858万円、今年は830万円ほどの見込みです。月の生活費は5万円ほど使っており、将来的には現在の新潟から東京方面の交通アクセスの良い場所に移住し、サービス付き高齢者住宅(サ高住)を拠点とした暮らしを希望しています。入居一時金とランニングコストの両面で費用がかかるため、どこまで積立ができるかが勝負だと考えています。

預貯金は現金をあまり多く持たない方針で、金融商品を中心に資産を構成しています。NISA、iDeCoの活用方針や老後資金の準備について相談したいです。

A FPからの回答

既存の円建て保険とNISAを活用、保険部分は3%運用前提で設計

東京方面への引越しを想定し、生活費はプラス130万円ほどで試算します。金融商品については、円建ての保険もお持ちですので、これらを3%程度で回る前提で入力します。NISAも含めて運用を続けると、全体で4,000万円程度まで増える可能性があります。

現預金を銀行預金で多く持たない方針はよいのですが、すぐに使える手元資金の確保と、米ドル建てなど利率の高い商品への振り分けをバランスよく検討する価値があります。お持ちの円建ての保険は利率が高い時期の契約なので、そのまま保有する選択肢があります。ライフプランシミュレーションで、取り崩し開始時期や年金との兼ね合いを確認しつつ、65歳までをめどに積立を続けていくイメージで設計していきましょう。

編集部解説:「NISA・iDeCo・投資」の基礎知識

NISA と iDeCo は目的が異なる制度です。NISA は「いつでも引き出せる非課税投資」、iDeCo は「60歳まで引き出せない代わりに掛金が全額所得控除される私的年金」。どちらか一方ではなく、ライフプランに沿った併用が現実的な選択肢です。

知っておきたい基礎知識

  • 新NISAの枠組み:つみたて投資枠 年120万円+成長投資枠 年240万円、生涯投資枠 1,800万円、非課税期間は無期限。売却すると翌年以降に枠が復活する。
  • iDeCoの税メリット:掛金は全額所得控除、運用益は非課税、受取時は公的年金等控除または退職所得控除が適用。ただし60歳までは原則引き出せない。
  • 長期・積立・分散:短期の値動きに一喜一憂せず、全世界株式や米国株式のインデックスファンドを10〜30年かけて積み立てるのが基本戦略。
  • リスク許容度の確認:年齢・資産規模・収入の安定性で許容できる下落幅は大きく変わる。年間最大下落▲30%まで耐えられるかを想定しておく。

実践のヒント

  1. つみたて投資枠で低コストの全世界株式インデックスファンドを月5〜10万円から始める。
  2. iDeCo は会社員なら月2.3万円、自営業なら月6.8万円など職業で上限が変わる。まず上限を確認。
  3. 成長投資枠は高配当株や個別株の練習枠として使い、生活防衛資金とは完全に分けて管理する。
  4. 受取時の課税も含めて設計する必要があるため、60歳に近づいたら出口戦略をFPと相談するのが無難。

※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。

※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。

運用の条件を自分の状況で確認する

使える制度、運用期間、許容できる値動きを整理したい方へ

確認する時期: 運用を始める・増やす前、または使う時期が変わる前

初回は、現在の資産・毎月の余力・使う時期を確認し、比較すべき選択肢を口頭で整理します。

記事の回答はここまでです。予約前に、相談内容と現在の案内条件をご確認ください。

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本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。

最終確認日:2026年4月26日

※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。