介護施設費用とお金の使い道を整理したい(事例#0505)
介護の状態・期間・家族の関わりを同じ表に置く
FPの回答ポイント:キャッシュフロー表で施設入居や趣味の支出を可視化
介護施設費用とお金の使い道を整理したい
現在70代前半で、体が動かなくなった後はサブスク程度しかお金を使わないと考えていましたが、実際はどのような支出があるのか整理したいです。キャッシュもある程度あるので、病気になっても当面は対応できそうですが、65歳を過ぎると海外旅行もしんどくなりそうで、お金の使い道が分からなくなってきています。元気なうちに施設に入ることを検討しており、その費用の目安も知りたいです。
今の資産を他の投資に振り替えた方が良いのかどうかも含めて、相談したいと思っています。
キャッシュフロー表で施設入居や趣味の支出を可視化
将来的に身寄りが少ない場合は、元気なうちに施設入居を選ぶ方もいらっしゃいます。施設費用はかかるため、事前に資金準備しておくことが重要です。キャッシュフロー表を作成し、年金の受給額や普通預金残高、運用資産をベースに、いつ頃・どの程度のお金を使うのかを具体的に見ていきましょう。
答え合わせのように、ご自身のお考えとプロの視点を照らし合わせていけます。使い道に悩んでいるお金は、映画の舞台になった場所への旅行や、趣味に沿った体験消費に振り向ける選択肢もあります。相続先が決まっていない場合は、寄付先を検討する方もいらっしゃいます。
12月の次回面談でキャッシュフロー表をお見せしながら、お金の使い方と運用方針を一緒に考えていきましょう。
編集部解説:「老後資金・年金」の基礎知識
老後資金は「年金(公的・企業)+退職金+自助運用+取り崩し設計」の4本柱で考えるのが基本。漠然と「2,000万円」を目標にするより、ご自身の支出と寿命の幅で必要額を試算するのが現実的です。
知っておきたい基礎知識
- 公的年金の見込額:ねんきんネットで65歳時点の見込額を確認。受給開始は60〜75歳の間で選べ、繰下げで最大84%増額。
- 退職金の課税:退職所得控除は勤続年数で決まる。一時金と年金で受取方を分けると手取りが増えるケースも。
- 取り崩し順序:課税口座→特定口座→NISA→iDeCo→年金繰下げの順が一般的。生涯税負担を最小化する設計が必要。
- 医療・介護費用:65歳以降の医療費自己負担、介護保険2〜3割負担、有料老人ホーム入居費なども試算に含める。
実践のヒント
- ねんきん定期便と勤務先の退職金規程を取り寄せ、65歳時点の収入を一旦数字で並べる。
- 月額の支出を「固定費/変動費/趣味・旅行」で分け、リタイア後にどこを削れるか検討する。
- NISA・iDeCo は60歳到達後も運用継続可能。一括売却せず取り崩しながら運用を続ける戦略を検討。
- 寿命のブレ幅を想定し、85歳・95歳・100歳の3シナリオで資金が持つかをシミュレーションする。
※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。
※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。
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本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。
最終確認日:2026年4月26日
※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。