FP相談実例 / 老後資金・年金

障害者で老後の施設費と三大疾病への備えを考えたい(事例#0507)

生活費・年金・現預金・予定支出を年ごとに置く

公的保障と民間医療保険の保険料を確認する場面
不安だけで医療保険を増やさないために、公的保障・保険料・貯蓄を同じ表で確認します。

FPの回答ポイント:サ高住収支を維持しつつ分散型投資信託で備えを提案

Q ご相談内容

障害者で老後の施設費と三大疾病への備えを考えたい

現在60代後半で、障害者として生活しており、今後手術を控えています。仕事は副業程度にどこまで続けられるか分からず、住まいについても老健や施設への入居を検討する可能性があります。どれくらい蓄えがあれば安心できるのか、全くイメージがつかない状況です。

三大疾病のうち一つをすでに経験しているため、心臓系の疾病やがんに対しては保険での備えは難しいと考えています。現在の年金と生活費、今後の備え方について全体を相談したいと思っています。

A FPからの回答

サ高住収支を維持しつつ分散型投資信託で備えを提案

サ高住では収入が増えると利用料も連動して上がる場合があり、一概に収入増が手元資金の増加につながらないケースがあります。現在の月19万円のうち、家賃と食事代込みで15万円、そこに光熱費なども含まれているので、このバランスであれば安定的です。スマホ・Wi-Fi代など固定費は月8,000円ほどで、毎月の年金に対してわずかに余裕がある状態です。

余った分で少しずつNISAの成長投資枠に入れていく方法と、強制的に毎月3,000円程度を継続的に積み立てる方法があり、どちらも一案です。インデックス型なら長期で資産形成しやすく、換金もしやすい点がメリットです。株と金、債券を分散して自動リバランスしてくれる商品を加えると、世界情勢の変動にも柔軟に対応できる資産構成になります。

編集部解説:「老後資金・年金」の基礎知識

老後資金は「年金(公的・企業)+退職金+自助運用+取り崩し設計」の4本柱で考えるのが基本。漠然と「2,000万円」を目標にするより、ご自身の支出と寿命の幅で必要額を試算するのが現実的です。

知っておきたい基礎知識

  • 公的年金の見込額:ねんきんネットで65歳時点の見込額を確認。受給開始は60〜75歳の間で選べ、繰下げで最大84%増額。
  • 退職金の課税:退職所得控除は勤続年数で決まる。一時金と年金で受取方を分けると手取りが増えるケースも。
  • 取り崩し順序:課税口座→特定口座→NISA→iDeCo→年金繰下げの順が一般的。生涯税負担を最小化する設計が必要。
  • 医療・介護費用:65歳以降の医療費自己負担、介護保険2〜3割負担、有料老人ホーム入居費なども試算に含める。

実践のヒント

  1. ねんきん定期便と勤務先の退職金規程を取り寄せ、65歳時点の収入を一旦数字で並べる。
  2. 月額の支出を「固定費/変動費/趣味・旅行」で分け、リタイア後にどこを削れるか検討する。
  3. NISA・iDeCo は60歳到達後も運用継続可能。一括売却せず取り崩しながら運用を続ける戦略を検討。
  4. 寿命のブレ幅を想定し、85歳・95歳・100歳の3シナリオで資金が持つかをシミュレーションする。

※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。

※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。

年金と生活費の条件を自分の状況で確認する

受給時期、手取り、退職後の支出を一緒に整理したい方へ

確認する時期: 受給請求や退職日、繰上げ・繰下げを決める前

初回は、年金見込額と退職後の支出を確認し、受給前に比較すべき選択肢を口頭で整理します。

記事の回答はここまでです。予約前に、相談内容と現在の案内条件をご確認ください。

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本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。

最終確認日:2026年4月26日

※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。