FP相談実例 / 家計見直し

退職金での繰上返済と運用のバランスを相談(事例#0104)

残債・金利・控除・手元現金を同じ期間で比較する

家族の将来資金と老後の暮らしを表にして確認する場面
将来不安を、必要額、時期、使ってよいお金に分けて整理します。

FPの回答ポイント:1,800万円預金を繰上返済・運用・保険で分散活用する提案

Q ご相談内容

退職金での繰上返済と運用のバランスを相談

4月に退職して退職金が入ったため、住宅ローンの繰上返済に使うべきか、運用や保険に回すべきか迷っています。過去に米ドル建ての一時払い保険を3.3%時に契約しており、最近5.7%になっていて、契約の組み換えを提案されました。退職金の使い道と、このドル建て保険の扱いをどうすべきかを相談したいです。

A FPからの回答

1,800万円預金を繰上返済・運用・保険で分散活用する提案

65歳までの就労継続を前提にライフプランを組み、その後お金に余裕が生まれる設計を目指しましょう。現在の銀行預金が1,800万円あるとのことなので、すべてを繰上返済に充てると手元資金が不足して不安が大きくなります。一部を繰上返済、一部を既存のドル建て一時払い保険と類似商品(現在は利率が上昇している)で運用、一部をNISAで分散という組み合わせが現実的です。

お持ちの米ドル建て一時払い保険の利率固定期間が10年・15年・20年のいずれかを確認し、5.7%の新規契約に組み替えるメリットがあるかを比較検討しましょう。次回までに、月々の口座引き落とし額から平均の生活費をざっくりと把握し、提案されたドル建て保険の設計書をご用意いただけると、シミュレーション精度が上がります。

切り替える場合は、解約で失う保障や返戻金などの不利な点も確認します。

編集部解説:「家計見直し」の基礎知識

家計見直しの王道は「固定費の削減>変動費の節約」。通信・保険・サブスクなど一度見直せば翌月から効果が続く項目を優先します。

知っておきたい基礎知識

  • 固定費の主役:住居費・通信費・保険料・サブスクの4つで月10万円超のご家庭も多い。年単位での見直しが効く。
  • 先取り貯蓄:給与振込口座から自動的に別口座へ移す。残ったお金で生活する仕組みが最強。
  • 3口座管理:「日々使う口座」「貯める口座」「投資する口座」に分けると家計が見える化する。
  • 家計簿アプリ:マネーフォワード・Zaim等で連携すれば、固定費の重複や不要なサブスクを発見しやすい。

実践のヒント

  1. 通信費は格安SIMで月3,000円以上、ご家族で月1万円以上の削減が見込めることが多い。
  2. 保険は「公的保障+会社の保障+既加入分」を整理し、不要な重複を解約する。
  3. クレジットカードは2〜3枚に絞り、固定費を集約してポイント還元を最大化する。
  4. 毎月の収支を「先取り貯蓄→固定費→変動費」の順で配分し、残ったら投資に回す。

※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。

※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。

年金と生活費の条件を自分の状況で確認する

受給時期、手取り、退職後の支出を一緒に整理したい方へ

確認する時期: 受給請求や退職日、繰上げ・繰下げを決める前

初回は、年金見込額と退職後の支出を確認し、受給前に比較すべき選択肢を口頭で整理します。

記事の回答はここまでです。予約前に、相談内容と現在の案内条件をご確認ください。

関連トピック(あとで読む)

出典・改訂履歴・免責事項を見る

本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。

最終確認日:2026年4月26日

※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。