運用未経験でポートフォリオの作り方を相談(事例#0220)
使う時期・値下がり許容度・現金で残す額を先に分ける
FPの回答ポイント:運用は、どの程度リスクを取れてどの程度リターンを追求したいかで、最適なポートフォリオが変わります
運用未経験でポートフォリオの作り方を相談
60代後半です。これまで本格的な運用経験はなく、株を少し保有し、年間1〜2万円の貯金をしている程度です。ゆうちょや三井住友銀行に預金を置いていますが、金利は0.7%程度で大きく増える状況ではありません。リスクをあまり取りたくない気持ちと、どの程度リターンを追求すべきか迷う気持ちがあり、自分に合うポートフォリオの組み方が知りたいです。
5年ほど前に転職しています。リスクを避けたい気持ちと、預金金利だけでは増えない現実の間で迷っています。自分に合うポートフォリオの作り方を教えていただき、老後に向けて無理なく資産を育てる方法を知りたいと考えています。将来に向けて安心できる家計と運用の形を整えたく、今回のご相談を通じて全体像を把握したいと考えています。
運用は、どの程度リスクを取れてどの程度リターンを追求したいかで、最適なポートフォリオが変わります
運用は、どの程度リスクを取れてどの程度リターンを追求したいかで、最適なポートフォリオが変わります。資産状況・家族構成・年齢によって取れるリスクは異なるので、円グラフで資産配分(ポートフォリオ)を可視化しながら一緒に検討していきましょう。未来設計モニターでは、現状の収支と資産を整理した上で、老後に必要な資金を試算します。
老後2000万円問題を自分ごととして数値化し、その上でどのような運用商品を組み合わせていくかを決めていきます。最初のステップは現状と将来見通しの把握で、2〜3回の面談で具体的な方向性をお示しできる進め方となります。リスク許容度を踏まえ、国債・株式・現預金のバランスをご提案していきます。
未来設計モニターを通じて、ご相談者様に最適なリスクとリターンのバランスを見つけ、無理のない運用と生活設計を進めていきましょう。
編集部解説:「老後資金・年金」の基礎知識
老後資金は「年金(公的・企業)+退職金+自助運用+取り崩し設計」の4本柱で考えるのが基本。漠然と「2,000万円」を目標にするより、ご自身の支出と寿命の幅で必要額を試算するのが現実的です。
知っておきたい基礎知識
- 公的年金の見込額:ねんきんネットで65歳時点の見込額を確認。受給開始は60〜75歳の間で選べ、繰下げで最大84%増額。
- 退職金の課税:退職所得控除は勤続年数で決まる。一時金と年金で受取方を分けると手取りが増えるケースも。
- 取り崩し順序:課税口座→特定口座→NISA→iDeCo→年金繰下げの順が一般的。生涯税負担を最小化する設計が必要。
- 医療・介護費用:65歳以降の医療費自己負担、介護保険2〜3割負担、有料老人ホーム入居費なども試算に含める。
実践のヒント
- ねんきん定期便と勤務先の退職金規程を取り寄せ、65歳時点の収入を一旦数字で並べる。
- 月額の支出を「固定費/変動費/趣味・旅行」で分け、リタイア後にどこを削れるか検討する。
- NISA・iDeCo は60歳到達後も運用継続可能。一括売却せず取り崩しながら運用を続ける戦略を検討。
- 寿命のブレ幅を想定し、85歳・95歳・100歳の3シナリオで資金が持つかをシミュレーションする。
※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。
※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。
出典・改訂履歴・免責事項を見る
本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。
最終確認日:2026年4月26日
※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。