変額保険等の積立保険を今後どう扱うか(事例#0458)
使う目的と契約条件を分け、保証・費用・解約時の受取額を同じ時点で比較する
FPの回答ポイント:満期時期を見極め、必要時に部分解約しながら活用する方針を提案
変額保険等の積立保険を今後どう扱うか
現在70代前半で、保険で変額保険の積立を月2万円ほど続けています。この商品は、貯めていくお金の中で万が一のことがあった場合に、貯めた金額以上の保険金が家族に渡せるという点に魅力を感じています。レバレッジが効いて、払った金額以上の保障が得られる点はメリットだと感じています。
子どもたちがまだ14歳と12歳で、大学進学の可能性もあるため、今後この積立をどのタイミングでどう活用するのか、取り崩しや解約のタイミングを整理したいと思っています。
満期時期を見極め、必要時に部分解約しながら活用する方針を提案
変額保険は保険ですが、中身は投資信託で運用されるタイプで、死亡保障部分と運用部分を併せ持っています。必要な時期に部分的に取り崩すことも可能で、その場合は死亡保険金額が徐々に減っていきます。お子様が成長するにつれて必要保障額も減るため、こうした使い方は理にかなっています。
ただしこの商品は定期(終身保険ではない)のため、70歳の満期が決まっています。満期を超えて延長できないため、65歳頃から少しずつ様子を見て、相場の良いタイミングで解約・取り崩しを進めるのが望ましいです。一般的には65歳まで払込を続けて払済にし、その後は取り崩していくような使い方が可能ですので、学資代わりや老後の補填として柔軟に活用していきましょう。
編集部解説:「NISA・iDeCo・投資」の基礎知識
NISA と iDeCo は目的が異なる制度です。NISA は「いつでも引き出せる非課税投資」、iDeCo は「60歳まで引き出せない代わりに掛金が全額所得控除される私的年金」。どちらか一方ではなく、ライフプランに沿った併用が現実的な選択肢です。
知っておきたい基礎知識
- 新NISAの枠組み:つみたて投資枠 年120万円+成長投資枠 年240万円、生涯投資枠 1,800万円、非課税期間は無期限。売却すると翌年以降に枠が復活する。
- iDeCoの税メリット:掛金は全額所得控除、運用益は非課税、受取時は公的年金等控除または退職所得控除が適用。ただし60歳までは原則引き出せない。
- 長期・積立・分散:短期の値動きに一喜一憂せず、全世界株式や米国株式のインデックスファンドを10〜30年かけて積み立てるのが基本戦略。
- リスク許容度の確認:年齢・資産規模・収入の安定性で許容できる下落幅は大きく変わる。年間最大下落▲30%まで耐えられるかを想定しておく。
実践のヒント
- つみたて投資枠で低コストの全世界株式インデックスファンドを月5〜10万円から始める。
- iDeCo は会社員なら月2.3万円、自営業なら月6.8万円など職業で上限が変わる。まず上限を確認。
- 成長投資枠は高配当株や個別株の練習枠として使い、生活防衛資金とは完全に分けて管理する。
- 受取時の課税も含めて設計する必要があるため、60歳に近づいたら出口戦略をFPと相談するのが無難。
※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。
※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。
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本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。
最終確認日:2026年4月26日
※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。