FP相談実例 / 相続・贈与

贈与税・相続税の計画とドル建て保険の名義変更を相談(事例#0436)

財産・家族関係・期限・税務法務の確認先を整理する

相続税と納税資金を家族で確認しもめない準備を進める場面
税額だけでなく、納税資金、家族の分け方、親の意思を早めに整理します。

FPの回答ポイント:世帯全体の家計と分割の方向性を整理(1次・2次相続の税額試算・申告は税理士の独占業務)

Q ご相談内容

贈与税・相続税の計画とドル建て保険の名義変更を相談

生前贈与を進めるにあたり、金額をどの程度に設定すべきか、またいつから始めるべきかで悩んでいます。相続税が実際にどれくらいの金額になるのかがわからず、全体像を把握できないまま時間が経っている状況です。ドル建ての保険に私の資金で一括契約したものがあり、娘たちが被保険者となっています。

現在は受取人が私になっていますが、これを娘たちに名義変更することで、相続対策になると考えています。また、万が一奥様が先に亡くなった場合に備えて、二次相続まで見据えた設計の必要性も感じています。全体の資産状況を踏まえた相続計画と、生前贈与の進め方について総合的にアドバイスをいただきたいです。

A FPからの回答

世帯全体の家計と分割の方向性を整理(1次・2次相続の税額試算・申告は税理士の独占業務)

1次相続と2次相続をトータルで考えて、税金の扱いも含めて全体を設計します(個別の税額は税理士に確認)。奥様が先に亡くなられた場合、ご自身にかかる相続税が増える可能性があるため、その対策も検討する必要があります。相続税の納付は10ヶ月以内に行う必要がありますが、遺産分割が完了していないと相続財産から支払うことができないため、事前の遺言書作成や分割案の整理が有効です。

ドル建ての生命保険は受取人を指定することで相続対策として活用でき、名義変更により目的に沿った承継が可能です。病気による突発的な支出にも備えて、計画が崩れないよう現金の備えも一定程度確保しておきましょう。

編集部解説:「相続・贈与」の基礎知識

相続は「家族で一枚の絵を共有する」のが最大のポイント。亡くなってからでは打てる手は限定的なので、元気なうちの整理が不可欠です。

知っておきたい基礎知識

  • 基礎控除:3,000万円+600万円×法定相続人。これを超えると相続税がかかる。まず自宅不動産の評価額から確認。
  • 暦年贈与:年間110万円までの贈与は非課税。ただし2024年改正で死亡前7年以内の贈与は相続財産に持戻し。
  • 相続時精算課税:2024年改正で年110万円の基礎控除が新設。生前に大きく贈与したい時に有利な選択肢。
  • 遺言書:自筆証書・公正証書のいずれでも法的効力あり。家族間の合意形成のためにも作成が望ましい。

実践のヒント

  1. 財産目録(不動産・預貯金・有価証券・保険)を一覧化し、相続税の有無を試算する。
  2. 生前贈与は「110万円×相続人数×年数」で計画し、贈与契約書を毎回作成する。
  3. 自宅は小規模宅地等の特例(330㎡まで80%減)の適用要件を確認する。
  4. 家族会議で財産・遺言・葬儀の希望を共有し、エンディングノートに残す。

※ 本セクションは編集部による一般的な解説であり、個別のご相談に対するFPの回答ではありません。実際の判断には、ご自身の状況に応じたFPへの個別相談をおすすめします。

※ 本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の金融商品・保険商品の選定にあたっては、必ずご自身でご判断ください。

相続の確認順序を自分の状況で整理する

家族関係、資産の種類、期限をどこから確認するか整理したい方へ

確認する時期: 家族で方針を決める前。相続発生後は申告・手続きの期限前

初回は、把握できている事実と期限を確認し、専門家へ確認すべき論点を口頭で整理します。

記事の回答はここまでです。予約前に、相談内容と現在の案内条件をご確認ください。

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本相談事例は、実際のFP面談を元に個人が特定できないよう編集・要約した参考情報です。回答内容は個別状況に合わせたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。FPは記事を直接監修してはおらず、相談を担当したFPとしてご紹介しています。

最終確認日:2026年4月26日

※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。