相続・贈与

遺産分割協議書ひな形【2026年版】

相続税と納税資金を家族で確認しもめない準備を進める場面
税額だけでなく、納税資金、家族の分け方、親の意思を早めに整理します。

不動産・預貯金・有価証券・代償分割の 全記載パターン

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目次(9セクション)
  1. 遺産分割協議書とは?必要か不要か
  2. 作成の流れ(5ステップ)
  3. 基本のひな形(記載例)
  4. 不動産の書き方(登記簿どおりに)
  5. 預貯金・有価証券の書き方
  6. 代償分割・換価分割の書き方
  7. 必要書類と押印ルール
  8. よくあるミスと対処
  9. よくある質問

遺産分割協議書とは?必要か不要か

遺産分割協議書は、相続人全員が集まって財産の分け方に合意したことを記した書面です。以下の手続きで提出が求められます。

  • 相続登記(不動産の名義変更)※2024年4月から3年以内が義務化
  • 預貯金・有価証券の解約・名義変更
  • 相続税の申告(配偶者の税額軽減・小規模宅地等の特例を使う場合は必須)
  • 自動車・バイクの名義変更

不要なケース

①相続人が1人だけ、②遺言書がすべての財産の分割方法を指定している、③法定相続分どおりに分けて現金化(預貯金の法定相続分払戻し等)する──これらに該当する場合は作成不要のこともあります。

作成の流れ(5ステップ)

  1. 相続人の確定:被相続人の出生から死亡までの戸籍を収集し、相続人全員を特定(法定相続情報一覧図の活用が便利)
  2. 財産目録の作成:不動産・預貯金・有価証券・生命保険・債務を一覧化し評価
  3. 分割内容の協議:相続人全員で合意(1人でも反対すると無効)
  4. 協議書の作成:取得者と財産が一意に特定できる形式で書面化
  5. 署名押印:相続人全員が実印で押印し、印鑑証明書を添付
  6. 基本のひな形(記載例)

    遺産分割協議書

    被相続人 山田太郎(令和7年○月○日死亡) 最後の本籍 東京都○○区○○○丁目○番地 最後の住所 東京都○○区○○○丁目○番○号 上記被相続人の遺産について、共同相続人である下記の者らは、遺産分割協議を行った結果、次のとおり分割することに合意した。 第1条 相続人 山田花子 は、次の財産を取得する。  (1)所在 東京都○○区○○○丁目○番地     家屋番号 ○番     種類 居宅     構造 木造瓦葺2階建     床面積 1階 ○○㎡、2階 ○○㎡  (2)○○銀行 ○○支店 普通預金 口座番号○○○○○○○    の預金全額および利息 第2条 相続人 山田一郎 は、次の財産を取得する。  (1)○○証券 ○○支店 口座番号○○○○○○○の有価証券全部  (2)現金 金500万円 第3条 本協議書に記載のない被相続人の遺産および後日判明した遺産については、相続人全員で別途協議するものとする。 以上のとおり、相続人全員の合意により本書を作成し、各自署名押印の上、各1通を所持する。 令和7年○月○日 相続人 住所 東京都○○区○○○丁目○番○号     氏名 山田花子          印 相続人 住所 神奈川県○○市○○○丁目○番○号     氏名 山田一郎          印

    不動産の書き方(登記簿どおりに)

    不動産は 登記事項証明書(登記簿謄本)の表題部と同じ表記 で記載します。住所(住居表示)ではなく地番・家屋番号を使うのがポイント。誤記があると相続登記の申請が却下されます。

    • 土地:所在・地番・地目・地積
    • 建物:所在・家屋番号・種類・構造・床面積
    • マンション(敷地権付区分建物):一棟の建物の表示・専有部分の建物の表示・敷地権の表示をすべて記載

    預貯金・有価証券の書き方

    金融機関名・支店名・預金種別・口座番号を明記します。「○○銀行の預金全部」のように特定できる形で記載します。残高は日々変動するため「預金全額および利息」とするのが一般的です。

    代償分割・換価分割の書き方

    代償分割

    1人が不動産など分けにくい財産を取得し、他の相続人に対して金銭(代償金)で調整する方法。以下のように書きます。

    第○条 相続人山田花子は、前条の財産を取得する代償として、相続人山田一郎に対し、金1,000万円を令和7年○月○日までに支払う。

    記載漏れに注意:代償金の記載を忘れると贈与税が課税されるリスクがあります。

    換価分割

    不動産等を売却して現金化し、相続人で分ける方法。

    第○条 相続人全員は、前条記載の土地および建物を売却し、売却代金から売却に要した一切の費用を控除した残額を、相続人山田花子、相続人山田一郎が2分の1ずつ取得する。

    必要書類と押印ルール

    書類用途取得先
    被相続人の戸籍謄本(出生〜死亡)相続人の確定本籍地の市区町村
    相続人全員の戸籍謄本存命確認各本籍地
    相続人全員の印鑑証明書実印の真正確認各住所地
    被相続人の住民票除票最後の住所確認最後の住所地
    固定資産評価証明書登録免許税算定不動産所在地の市区町村
    法定相続情報一覧図戸籍の束の代わり法務局(無料)

    押印は必ず実印で、各ページの継ぎ目に全員の契印も入れます。複数ページにまたがる場合は袋とじ+契印が最も確実です。

    よくあるミスと対処

    • 不動産の表記が住居表示→登記簿どおり地番・家屋番号に修正
    • 後日判明した財産の取扱条項がない→再協議が必要になるので必ず入れる
    • 代償金の条項漏れ→贈与税リスク。金額・支払期限・支払方法を明記
    • 1人でも欠ける→協議無効。海外在住者はサイン証明で代替
    • 未成年者がいる→特別代理人の選任が必要(家庭裁判所)

    よくある質問

    遺産分割協議書は自分で作れますか?
    作れます。ただし不動産がある場合は記載の正確性が問われるため、司法書士への依頼(相続登記とセットで5〜10万円程度)を推奨します。
    何通作れば良いですか?
    相続人の人数分+予備1通を推奨。各自が1通ずつ所持し、手続き用に予備を取っておきます。
    相続税申告に使えますか?
    配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例を使う場合は、申告期限までに分割が確定している必要があり、遺産分割協議書の写しを添付します。

    相続を調べている本当の理由は、「家族関係を壊さず財産を残したい」気持ちかもしれません

    相続を調べている方の多くは、単に「税金がいくらか」を知りたいだけではありません。本当に大切なのは、家族関係を壊さず、自分の想いを次の世代に引き継ぐことです。

    背景には、次のような不安や想いがある場合があります。

    • 家族間で揉めない分け方ができるか
    • 相続税の負担を減らせるか
    • 生前贈与のタイミングは適切か
    • 不動産・事業承継をどうするか
    • 配偶者・子・孫それぞれにどう想いを残すか

    FP相談では、これらを一枚に整理し、ご家族の状況に合った優先順位を一緒に考えます。

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    相続は、お金の引き継ぎではなく「想いの引き継ぎ」です

    相続は、財産分与のためだけのものではありません。これまでの人生で築いた価値観・関係性・想いを、次の世代にどう引き継ぐかを考える機会です。

    税金対策だけでなく、家族の絆・将来の暮らしまで含めて、自分らしい相続設計をFP相談で一緒に整理しましょう。

    無料相談で確認できること

    財産の棚卸し

    不動産・預貯金・有価証券・保険・事業など、相続対象財産を一覧化します。

    相続税試算

    法定相続人・基礎控除を踏まえた相続税の概算を出します。

    生前贈与の設計

    暦年贈与・相続時精算課税・教育資金贈与など、有利な贈与方法を選びます。

    遺言・家族信託の検討

    財産を確実に渡すための遺言書・家族信託の必要性を整理します。

    二次相続対策

    配偶者の相続まで見据えて、トータルで税負担を最小化します。

    相続の不安をほどき、家族の時間を残す

    相続は、税金対策ではなく「家族の物語の続き」を整えることです

    相続は、税負担や財産分与の手続きだけで決めるものではありません。家族の関係性・将来の暮らし・想いまで含めて、納得のいく形で次世代に引き継ぐ準備を整えることが大切です。

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    相続を調べたあとに

    相続税や土地評価を調べたあと、家族でもめないために見る3つのこと

    相続は税額だけでなく、誰が何を引き継ぐか、納税資金をどう作るか、親の意思をどう残すかで家族の安心が変わります。

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    家族で相続書類や手続きを整理する場面
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    • 家族でもめない分け方を考える
    • 税負担と納税資金を見通す
    • 親の意思を元気なうちに残す

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    相談者の声

    相続を調べた人に近い相談者の声

    相続を調べている方は、税額だけでなく、家族でもめない分け方、納税資金、親の意思をどう残すかまで早めに整理しています。

    R.Sさん(50代・女性・長女)

    ★★★★★ 実家・兄弟・相続税不安

    「税金より先に、家族で話す順番が分かりました」

    土地、生命保険、現金、兄弟分担、親の意思を一枚にしたケース。

    H.Oさん(60代・男性・夫婦)

    ★★★★★ 生前贈与・納税資金

    「節税だけではなく、子どもが困らない形を考えられました」

    贈与、保険、不動産、相続税、生活資金を同時に確認したケース。

    Y.Kさん(40代・女性・親の介護中)

    ★★★★★ 介護と相続準備

    「親が元気なうちに聞くことが、数字で整理できました」

    介護費、親の資産、実家、相続手続きの前提を確認したケース。

    ※相談内容をもとに個人が特定されない形で要約した例です。実際の提案内容は家計・制度・時期により異なります。

    無料相談の流れ

    1. STEP1. 予約

      希望日時を選んで、無料相談を予約します(Google Meet 30分から)。

    2. STEP2. 財産と家族状況の確認

      不動産、現金、保険、家族構成、親の意思、介護状況を確認します。

    3. STEP3. 税負担と分け方の候補を整理

      相続税、納税資金、生命保険、贈与、家族会議の論点を整理します。

    4. STEP4. 家族でもめない次の行動を整理

      誰に何を確認するか、専門家へつなぐ前に家計側で見ることを決めます。

    相談を担当するFP

    ファイナンシャルプランナー 深瀬 智恵美

    深瀬 智恵美 (ふかせ ちえみ)

    FP2級相談実績 400件以上家計見直し、NISA、老後資金、相続対策

    家計の見直し・NISAを中心に、お客様一人ひとりに最適な人生設計をサポートいたします。 相続税・保険・不動産・家族会議の順番を整理します。

    深瀬FPと、使っていいお金を見える化して、お金の悩みを楽にする家計の整理をする

    Google Meet 30分から / 何度でも無料 / 営業電話なし

    安心してご相談いただくために

    なぜ無料なの?

    金融機関からの契約手数料で運営しております。お客さまには相談に関する料金負担が一切ございませんので安心してご相談ください。

    • すべてウェブ相談です。パソコン・スマホから、全国どこでもご相談いただけます(来店不要)。
    • 気軽にご相談ください。ちょっとした悩みを話して聞いてもらうだけでもOKです。

    「相談しようと思っていた時に、いいきっかけだった」という声もよくいただきます。

    ここまで読んだあとに

    相続を見たあと、お金の話で壊したくない3つの時間

    相続は節税だけでなく、家族が穏やかに話せる準備です。税額や分け方を整理し、親との時間を不安だけで終わらせないようにします。

    家族で食卓を囲む様子と、通帳の残高が増えていくイメージ 相談で、ささやかな贅沢も、増える通帳も。我慢で削るのではなく、家計を整えて「今日の楽しみ」と「将来に向けて増える資産」を両立する。※画像はイメージです
    家族で外へ出て話す時間
    親と普通に話す時間お金の不安を先に整理し、急かす会話を減らす。
    家族の将来を話し合う場面
    家族会議を穏やかにする数字を一枚にまとめ、感情だけでぶつからない準備をする。
    親の通院や移動を支える時間
    残したい記憶手続きだけでなく、写真、食事、帰省の時間も大切にする。
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    最終確認日:2026年4月25日

    ※本記事は2026年4月時点の一般的な情報であり、個別の税務・経営・法務相談に代わるものではありません。各制度の適用要件・税額は個人の状況により異なります。実行にあたっては、必ず公式情報および税理士・社労士・FP・弁護士など専門家にご相談ください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、当サイトでは責任を負いかねます。

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