不動産にかかる税金まるわかりハブ
買う・持つ・売る・継ぐで全部違う【2026】
家にかかる税金は、ライフステージで4回やってきます。「買うとき」「持っているあいだ」「売るとき」「相続・贈与で継ぐとき」――それぞれ別の名前の税金が課されます。本ハブでは、8種類の税金を時系列で1枚に整理し、「自分は今どこにいるのか」が一目でわかるようにしました。各税金の詳細ページへの入口にもなります。
結論:4タイミング × 8種類で全部わかる
- 買うとき:印紙税・登録免許税・不動産取得税・消費税
- 持っているあいだ:固定資産税・都市計画税
- 売るとき:譲渡所得税・住民税・印紙税
- 継ぐとき:相続税・贈与税・登録免許税
タイミング別 税金の全体マップ
「不動産の税金は複雑」と言われますが、払うタイミングで整理すれば一気にシンプルになります。下の図はそれぞれのタイミングで発生する税金と、一般的な負担額の目安です。
③ 売るとき
- 譲渡所得税・住民税(利益の20〜39%)
- 3000万円特別控除(マイホーム売却時)
- 路線価(評価の基準)
買うとき(取得時)の税金
家を買うときに発生する税金は、1年以内に払い切る一過性の負担です。住宅ローン契約書に貼る印紙、登記の登録免許税、引渡しから数か月後に来る不動産取得税、新築・建売の建物分にかかる消費税の4つで、合計すると物件価格の3〜5%が目安になります。
- 印紙税:売買契約書・住宅ローン契約書に貼る印紙(軽減税率で1〜3万円)
- 登録免許税:所有権移転登記・抵当権設定登記でかかる(評価額の0.3〜2.0%)
- 不動産取得税:取得後3〜6か月で1回だけ来る(評価額の3〜4%、軽減後10〜40万円)
- 消費税:建物分のみ10%。土地と中古個人売買は非課税
持っているあいだの税金
所有を続ける限り毎年払うのが固定資産税と都市計画税です。新築軽減が切れる4〜6年目に税額が突然上がるため、住宅ローンの返済計画は「軽減終了後の税負担」も込みで作る必要があります。詳細は 固定資産税完全ガイド に。
売るときの税金
売却で利益(譲渡所得)が出た場合のみ課税されます。所有期間5年超なら税率20.315%、5年以下なら39.63%という「5年の壁」が最大の論点です。マイホームなら3000万円特別控除で利益の3000万円分まで非課税にできます。
継ぐとき(相続・贈与)の税金
相続・贈与で家を引き継ぐときには、相続税(または贈与税)と登録免許税の2つがかかります。基礎控除(3000万円+600万円×法定相続人数)以下なら相続税はゼロですが、登記は必須です。相続税シミュレータ で先に試算しておくと安心です。
節税の優先順位とよくある誤解
不動産税の節税で本当に効くのは「制度の取りこぼしを防ぐこと」が90%です。怪しい節税スキームに飛びつく前に、まず以下を確認してください。
- 住宅ローン控除を最大限使う(13年・最大455万円)
- 新築・耐震・バリアフリー等の固定資産税軽減を申告漏れなく
- マイホーム売却時の3000万円特別控除を取り逃さない
- 相続発生前の暦年贈与・相続時精算課税の選択
- 空き家を持っている方は「特定空家等」指定で6倍化を回避
